監査で不正を見つけるのは、覚せい剤を取り締まるようなモノ

監査法人4年目。
一部上場企業から、小さな非上場会社まで、色々見せてもらった。

 

 

 

不正対応が強く求められる

 

  • 2005年 カネボウ
  • 2006年 ライブドア
  • 2011年 オリンパス
  • 2015年 東芝

粉飾決算が繰り返されてきたが、超一流の東芝で起こったこと。インパクトが大きい。

  • 会計士の能力が足りない
  • 監査に意味はあるのか?

そう言われると、言い返す言葉が無い。

 

今、監査法人では、

その手続で不正を見つけられるのか?

ばかり言っている。

 

 

監査の目的は、不正を見つけることではない

 

  • 監査の目的は、間違いを見つけること
  • 監査の目的は、不正を見つけることではない

これが基本スタンス。その上で、

不正と思われることを発見したら、ちゃんと対応します。

と言っている。

 

東芝の監査をしていた新日本監査法人は、

不正と思われることを発見していながら、会社の説明を信じて、ちゃんと対応しなかった。

という理由で罰を受けた。

 

 

不正は覚せい剤みたいなモノ

 

  • 架空売上
  • 循環取引(同じ商品を売買する)
  • 架空在庫
  • 在庫単価調整
  • 空発注、空出張

不正の事例を挙げ出すと、キリが無い。

解らないようにするのが不正なので、犯罪に例えるなら覚せい剤が1番近い。
奪われたことがすぐに解る窃盗とは違う。

 

  • 誰が持っているか?
  • 何に混ぜて輸入するか?
  • どこで取引するか?

過去の手口を勉強し、想像力を働かせ、怪しい所を調べる。
昼間の街中で聞き込みをしても仕方ない。

 

不正の監査も全く同じで、

  • 誰が不正をするか?
  • どの商品でやるか?
  • 誰との取引でやるか?

過去の手口を勉強し、想像力を働かせ、怪しい所を調べる。
会社が嫌がるようなコトをしないと、意味が無い。

 

覚せい剤不正も、1度やり出したら止められなくなる。
不正を見つけるコトも大事だが、会計士が頭イイし、バレそうだから止めておこうと思ってもらえるのが1番。

 

 

間違いを見つける監査にも意味がある

 

最後に、これだけ言っておきたい。

優秀な人を集めた一流企業は別として、会社は間違える
会計基準は難しいし、どんどん新しくなる。

  • 計算の仕方が解りません。
  • こんな基準、知りませんでした。
  • 基準が変わったの、知りませんでした。

そういうコトはよくあるので、間違いを見つける監査にも意味がある

 

デキの悪い会社ほど、会計士はやりがいを持って仕事してたりします。
それに満足してたら、不正は発見できないんでしょうけど。。。

 

 

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m

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