まず、印象的だった部分を抜粋。
自分の人生で「何か違う」と感じた時に必要になるのが、学校で刷り込まれた「あるべき論の呪縛」から解き放たれることなんです。「回り道をするなんて無駄!」みたいな考えからの脱却がまず必要になる。
この本を読んで、自分の人生を振り返りました。
人生の回り道~もったいない選択①~
僕は小学校1年生から高校3年生まで野球をしてきました。
中学校3年生の時、人生最初の選択。
- 奈良高校(野球の強くない、奈良県公立No1進学校)
- 郡山高校(当時野球の強かった、そこそこ進学校)
悩んだ結果、郡山高校にしました。
周囲から、奈良行けるのに、もったいないと言われながら、強い高校で野球したい気持を優先。
結局、高校野球では全然通用しなかったし、
周囲から見たら「ほら、もったいなかった」です。
人生の回り道~もったいない選択②~
高校3年生の夏、人生2度目の選択。
朝・昼は受験勉強するが、夜は自分の進路を考える日々が続きました。
京大の模試を受けに行った時、野球部の練習も見に行きました。
京大ブランドで、関西六大学野球をする。「カッコいい、楽しそう」
でも、上手くない野球を続けて、何の役に立つんだろう?と思う気持が強かった。
- 数学と物理が得意だが、研究者は面白く無さそう。
- スポーツ医学に興味はあるが、血を見るのは無理。
- 街づくりが面白そうだが、公務員は違う。もっと稼ぎたい。
- 野球を教えたいが、学校の先生は違う。もっと稼ぎたい。
消去法で残ったのが税理士でした。
- 経済や株に興味がある。
- 偉いっぽいし、収入も高い。
- 数字は得意だし、向いてそうだ。
⇒よく調べてみると公認会計士の方が税理士より上らしい。大学生のうちに受かろう!
それが野球をやるより、納得できる大学生活でした。
理系から行ける会計系の学部で、1番賢いところ。
それが神戸大学経営学部。
高校3年生の10月、数学と物理が得意な生徒が「会計士になるから文系学部を受ける」と言い出したから、先生も驚いたでしょう。
人生の回り道~大学最後の1年間~
目標通り、大学3回生で公認会計士試験に合格しました。
当初の予定では、監査法人で学生バイトをするつもりでした。
しかし、当時は会計士就職難。
バイトとして雇ってもらえず、卒業するまで空白の1年間が出来きました。
それまで、甲子園・公認会計士、少し先の具体的な目標がありました。
- これから、何を目標にすればいいのか?
- 監査法人で働くのが、本当にベストなのか?
- 僕は何のために生きているのだろうか?
答えの無い問いにぶち当たります。
- 7カ月間、長期インターンで働く
- ブログを書き始める
- 1カ月半のインド1人旅
- ひたすら本を読む
- 人の集まるイベントをする
動きながら考えました。
考えてきた過程がこのブログ、クワリンボーヤの考え事。
人生には回り道が必要だ
僕は、もったいない選択、回り道をしてきました。
一直線に進んでいたら、もう少し遠い所にいると思います。
でも、その遠い所が幸せだったか、自分で納得できていたか解りません。
「やりたいことは成就できなかったけど、いい人生だった」と思える人の条件は何ですか?
ひとつは、自分で人生を決めたっていう納得感があることかな。
納得感を得るには、自分と向き合い続けるしか無い。
これからも、僕はずっと考えていきます。
自分と向き合い、人と向き合い、皆が幸せになればいいですね。
以上。
これからもクワリンボーヤの考え事をよろしくお願いしますm(__)m