会計が意思決定を左右するのはオカシイ

悪者になる銀行

 

捨てられる銀行を読みました。

銀行と言えば、少し前に流行った半沢直樹
お父さんが、銀行にお金を引き上げられたコトをきっかけに自殺しています。

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  • 調子が良い時は、「ノルマ達成のためにお金を借りて欲しい」と言ってくる。
  • 調子が悪くなると、「金を返せ」と言ってくる。

役に立たないどころか、悪者になっている銀行

その原因は、銀行に健全な経営を求めすぎたコトらしい。

 

 

銀行は損をしたくない

 

会計に、引当金という概念があります。

例えば、

  • 銀行がA社に100万円を貸している
  • A社の調子が悪く、今のままだと30万円しか返ってこない
  • 貸付金100万円に対し、70万円の引当金を計上しないといけない。

引当金70万円は、銀行の損失になります。
A社がまだ潰れていなくても、先に損失を計上しておく必要があります。

 

健全な経営が求められる銀行にとって、損失を出すのはとても嫌です。

銀行員が「この会社は復活する。だからお金を貸してるんや。」と言っても、金融庁の検査・監査法人の監査で、復活することを証明するのは難しい

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結果、会社の調子が悪くなったら、早めにお金を返してもらおうと考えます。
※詳細は捨てられる銀行

 

 

銀行の役割は何だ?

 

銀行は、誰でもデキる仕事ではありません。
銀行法という法律で定められた、免許が必要な仕事です。

  • 集めた預金を守りながら
  • 必要な所にお金を貸す

そうやって銀行が社会の役に立つため、金融庁が業務を監視しています。
調子の悪い銀行に、国がお金を与えるコトもあります。

 

しかし、健全な経営を求め過ぎて、必要な所にお金を貸すという機能がうまく働いていません。

 

 

会計が意思決定を左右するのはオカシイ

 

お金を貸している会社の調子が悪くなったら、引当金を計上する。
この会計の考え方は理に適っています。会社の実態を表すものです。

しかし、「引当金を計上する必要があるから、資金を回収しておこう」と判断するのはオカシイ

  • この会社は復活する
  • この会社は地域にとって必要な会社

そう思って、銀行はお金を貸しています(いるハズです)
会計が意思決定を左右するのはオカシイ

 

お金が返ってこない可能性はあるが、我が銀行は地域貢献を優先します。

そんな判断があっていいし、役に立つ銀行だと思います。
※普通の上場企業で「赤字になりそうな投資」なんてしたら、経営者は逮捕されますが。

 

 

会計の役割

 

監査法人の中には、

〇〇日まで株式を買ってしまうと会計処理が早くなって大変だから、それより後にした方が良いですよ

とアドバイスする会計士もいます。
経理は楽になるし、それも一理ありますが。。。

 

会社の経理の中には

〇〇をしようと思うんですが、会計処理が面倒だったら止めようと思います。会計処理を教えてもらえますか?

と言う人もいます。
そりゃ、経理のあなたは楽になるんだろうけど。。。

 

そんな、しょーもないコトを言うために、会計があるのではありません。
会計は意思決定の結果を適切に表すためにあり、会計が意思決定を左右するのはオカシイ

会計のコトは気にせず、会社のため社会のために、普通に判断したら良い。
それが出来る会社が、良い会社だと思います。

 

 

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m

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