会計監査の市場を考える(公認会計士はどうすべきか?)

会計監査の市場分析

会計監査の市場規模は、2,000億円~3,000億円です。

小さくはありませんが、決して大きくない市場です。コンタクトレンズ・ヨーグルト・通信教育と同じくらいのようです。(参照:市場規模マップ 2015

大きくない市場なので、公認会計士の数は少ない。30,000人前後です。(参考:日本公認会計士協会HP

全員が会計監査をしているわけではありませんので、20,000人くらいが会計監査をしているとしましょう。
※4大法人の人数から考えて、間違っていないと思います。

とすると、会計監査をする公認会計士は1人当たり1,000万円~1,500万円の報酬を得ています。
事務所の家賃、事務職の給料などが引かれて、公認会計士の平均年収は817万円(参考:年収ラボHP

「勉強した割に、給料が少ない」と思う人もいます。

しかし、公認会計士でないと出来ない参入障壁がとても高い)仕事です。
市場としては、良い市場でしょう。

会計監査市場の問題

ただ、大きな問題があります。
どう考えても、会計監査市場は成長しません。それなのに、公認会計士の数は増えています

なぜ会計監査市場が成長しないか?

これは簡単です。
監査報酬が2億円の会社と、監査報酬が1億円の会社が合併しても、監査報酬が3億円にはなりません。
2つの会社が1つになれば、監査の工数は減ります

さらに、IT化により経理の手間が省け、監査の手間も省けます。

工数は減る一方ですので、報酬は減り、市場規模は小さくなります。

なぜ公認会計士は増えているか?

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企業の粉飾、不正等に対応するため、会計監査は複雑になってきました
それに対応するため、金融庁(元大蔵省)公認会計士の数を増やしてきました

一時期の大量合格(企業内会計士を増やす動き)は収まりましたが、年間1,000人以上の合格者を維持しています。
今後も公認会計士は増え続けるでしょう。

 

業界として、この問題にどう対処するか?

市場は伸びない。しかし、会計士は増える。
このままでは、業界として魅力が無くなっていく一方です。
公認会計士の数を減らせば、全て解決。私はそう思っていますが、ここでは人数は所与のものとしましょう。

少子化に悩む、教育業界と同じです。
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単純に、他のことをするしかありません。

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企業会計の専門家なので、これまでメディアに出るような人はほとんどいませんでした。
しかし、業界の魅力を上げるには、有名な人が必要

意外と、会計士から政治家になった人も多いです。あまり表には出てきませんが。。。

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まぁ、有名になるような人は、そもそも会計士にならないっていう矛盾はあります(笑)。

でも、数字と法律(ちょっとITも)に強い会計士が、活躍できる分野はなんなりとあるはずです。
1人1人がいろんなことをしていく。それに尽きると思います。

 

まとめ

全く具体的でなく、申し訳ありません。
しかし、これから会計士になる人には、参考になる情報だと思います。

 

以上。最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

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