こんばんは。桑理です。
今日は、「大経営者になるには」という題材で書きます。
具体例として、「メッチャうまいラーメン屋の店主」と「全国に店を持つラーメンチェーンの社長」を出します。
「メッチャうまいラーメン屋の店主」になるには、ただうまいラーメンを作るだけです。
しかし、「ラーメンチェーン」を作ろうと思ったら、ラーメン作り以外の能力が必要です。
僕は、この「チェーンを作る能力」が「大経営者になるための能力」だと考えます。
その「チェーンを作る能力」は、平たく言うと「誰でもうまいラーメンを作る仕組みを作る能力」です。この「誰でも」というのが難しいですね。
自分の下で、何年も弟子を育てていては、チェーンは大きくなりません。
- 教育の期間を短くするために、料理マニュアルを作ったり
- 接客がどの店でも良くなるように、接客マニュアルを作ったり
- 教育を自分の代わりにやってくれる人を作るために、教育マニュアルを作ったり
- もちろんマニュアルを作るだけではダメなので、マニュアル運用をチェックする仕組みを作ったり
- 店の評判が悪くなるような人を採用しないために、採用だけは自分でやってみたり
- 社員がモチベーションを落とさないために、給料の仕組みを作ってみたり
・・・・・やることはたくさんありますね。
とにかく「大経営者になるため」に大事な能力は、「自分が何にもしなくても、うまくいく仕組み作る能力」であります。
演説が下手であっても、論理的な思考能力が低くても、人に嫌われるタイプの人間でも、
「エエものを皆がいつでも作れる仕組み」
これを作ることが出来た人は、大経営者です。
「自分は経営者じゃないから関係ない」。そう思っている人も多いでしょう。
でも「エエもの」って変化しますよね!
だから、1度素晴らしい仕組みを作った大企業も新しいものをつくらなければ潰れちゃうわけです。
経営者じゃなくても、「うちの会社には大経営者はいるか?」。こういう視点は持っておいた方が安全ですね。
終わり。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。