梅尾美佳(Umeo Mika)さん
- 広島県出身
- 関西学院大学
- 化粧品販売の仕事を2年間
- 2015年の4月から、IT企業の営業事務に転職
※以前のインタビュー見て、「私も受けたい!」と言ってくれた。自分のことを話すのは苦手で、インタビューそのものに興味があるとのこと。梅尾さんと桑理がまともに話すのは初めて。
自分に無いと思っているものに興味がある
桑理:何か、好きなことある?話したいこと何でも!
梅尾:何好きやろなー?好きなものってあんまり無くて、飽きっぽいの。理解したと思ったら、すぐ次に興味がうつる。客観的に見たらまだまだなんだけどね(笑)。
桑理:ほぉ。
梅尾:そう考えると、自分に無いと思っているものに興味がある。
桑理:例えば、今は何に興味があるの?
梅尾:仕事で言うと、今の職場は50代のおっちゃん1人、30代のお兄さん2人、20代のお兄さんとお姉さん1人ずつ、と私。職場の人、全員に興味があるの。キャラが違って、それぞれいいものを持ってると思う。
桑理:ふむふむ。
梅尾:キャラは違うけど、共通して言えるのは、人付き合い、コミュニケーションがうまいの。自分のことを理解してて、相手にどうしたら気に入ってもらえるかが分かってると思う。
桑理:なるほどー。
梅尾:それで、自分の空間とか居場所をつくってる。そういう、自分を理解して、うまく人付き合いをしていくのを学びたいな。
桑理:ふむ。。。
梅尾:適当に思ったこと言ってるけど大丈夫?
桑理:たぶん(笑)。
梅尾:今思ったのは、化粧品がメッチャ好き。
桑理:ほー!
梅尾:なんで好きになったかと言うとね、私のお姉ちゃんがメッチャ頭いいの。性格も真逆で、お姉ちゃんは活発だけど、私はけっこう陰キャラなんやんか(笑)。
桑理:そうなんやー。
梅尾:昔のホームビデオでも、私の誕生日で「みかは何歳になったの?」って聞かれてるのに、お姉ちゃんが「かおりは3歳!」とか答えてる(笑)。全部お姉ちゃんが持っていってた(笑)。
桑理:なるほど(笑)。
梅尾:小・中・高、全部お姉ちゃんと同じで、いつも「梅尾かおりの妹」っていう肩書きがついてた。お姉ちゃんは勉強もスポーツもメッチャできて、先生にも好かれたけど、私は先生にもあまり好かれて無かったな。
桑理:へー。
梅尾:自分は幸せな人間やけど、自分が好きではないかな。でも、唯一お姉ちゃんに勝てたと言うか、お姉ちゃんに興味が無かったのが、オシャレとか化粧品。自分は興味が持てたから、それが好きになったと思う。
桑理:なるほどね!小さい頃からオシャレだったの?
梅尾:うーん。服はセンスが無くて、雑誌で人気の着こなしぐらいしか興味が無かったな。化粧品って、意外と服より単純なの。服は組合せが無限大だけど、化粧品は限られてるから、分かりやすいと思う。
桑理:へー(全然わからない笑)。
逆質問が始まる・・・
梅尾:他の人のインタビュー読んでたら、自分が好きなことがポンポン出てくるのがすごいと思う。私、その時の気分によって変わるし、同じことやってる人はすごいと思う。じゅり君(※)のブログはいつから書いてるの?
※「桑」を「柔」と読み間違えて、「じゅうり」だと思っていたらしい。間違いに気づいてからも、呼びやすいから「じゅり君」。
桑理:もう4年ぐらいになるかなー。書く頻度はいろいろあったけど。
梅尾:すごいね!続けるのって、尊敬する!
桑理:梅尾さん、部活は何かやってた?
梅尾:小学校6年生の時にバレーボールして、中学校は帰宅部で、高校では琴部に入ってた。部活ではないけど、マラソンは得意で、大会出てたりしたかな。
桑理:ほぉほぉ。
梅尾:大学では、テニサーと、「国際問題に対してそれぞれがワンステップ前に進むイベント企画」って団体に入ってた。私はゆるーく活動してたけど(笑)。
桑理:へー(笑)。
梅尾:じゅり君は?
桑理:僕は、小中高の12年野球してたなー。
梅尾:すごーい!!!
桑理:いやー。好きだからやってただけで、「すごい」と言うのはピンとこないんだけどねー。
梅尾:野球のどこが好きなの?
桑理:「どこ」って言われると難しいけど、、、とりあえず1番おもしろいスポーツやと思ってるな。始めたきっかけは父親やけど。
梅尾:お父さんも野球好きなんや!
桑理:うん。小さい頃から、キャッチボールしてたなー。
梅尾:子供の頃の夢は、野球選手?
桑理:うん。小学校6年生ぐらいまでは。
梅尾:へー。小学校の時から違うって思ったんだ。
桑理:ケガもしたし、すごい人は身体も違うからねー。
梅尾:でも、続けてたんだね!
桑理:好きだから、かなー。。。僕の話になってるやん(笑)。
梅尾:つい(笑)。私、人と接してたら、その人の全てを知りたいと思ってしまうの。どういう環境で育ってきて、どういうことを考えていて、とか。心の奥底まで見たいと思ってしまう。
桑理:ほー!
梅尾:最近、踏み込まれたくない人もいるっていうのが分かってきて。ちょっと大人になってきたかな(笑)。
将来の夢
桑理:梅尾さんの将来の夢は?
梅尾:昔の将来の夢が2つあって、1つは化粧品の関連の仕事。これは1回叶った。
桑理:ほーほー。
梅尾:もう1つは心理カウンセラー。漠然とした仕事だから、食べていくのは難しいと思って、自然とフェードアウトしたけど。
桑理:へー。
梅尾:仕事って、「自分の好きなコトや興味あることをやれ」って言うやん。私も学生の時はそういう軸で探してたけど、働いてみて、性格的に何か1つ興味あることをやっていくタイプではないと思ったの。
桑理:なるほどー。
梅尾:いろんなことをできる仕事がしたい。制限されるのがメッチャ嫌と思った。自分が持っていないものを見つけて、それが欲しいと思ったらメッチャやりたい。ダメって言われるのが嫌だった。化粧品は好きだけど、前の仕事は環境が向いて無いと思ったな。
桑理:学生にぜひ読んでほしい話やなー。
梅尾:そんなことないよ(笑)。
桑理:そんなことあるよ(笑)。
梅尾:何をしても、嫌なことはあると思うな。嫌なことはあるけど、それを許せるかどうか。
桑理:恋愛みたいやな(笑)。
梅尾:確かに(笑)。
なりたい自分
桑理:1つ好きなものは無くても、梅尾さんの中に「なりたい何か」があると思うなー。
梅尾:それはある!確かに!
桑理:やっぱり!
梅尾:1番の理想像は、、、なるべくどんなタイプの人にも好かれるようになりたい。
桑理:ほー!
梅尾:いろんなタイプの人と話す時、それぞれの人に居心地がいいなと思うようにすると、好かれると思うの。自分の持ってないものを手に入れると、それがデキるようになると思うから、自分に無いものを補ってる。
桑理:例えば、、、僕にはどう接したら居心地良さそう?
梅尾:大勢の人と接してる時とかは、聞き上手やと思う。仲良くなる前は、しゃべってもらってる方が楽なんちゃうかな?
桑理:うんうん。
梅尾:でも、家族とか彼女とか、近い人には自分を見せていきたいタイプだと思う。じゅり君とそんなに話してないから分からないけど。
桑理:確かに。普段よくしゃべってたら、ブログ書いてないと思う。
梅尾:そうかもね!インタビューのブログ見てても、すごく相手のことを考えてると思う。
桑理:相手の言ったことがずっと頭に残ってるかなー。
梅尾:だからインタビューの文章、深みがあるんだろね。相手の言ったことが残ってて、それをうまくまとめてる。
桑理:なるほどー。
梅尾:相手に真面目に接してるのが、すごい魅力的だと思う。私、軽く受け止めちゃって、感情を読み取れないんだけど。うん、すごい魅力的。
桑理:。。。ありがとうございます(笑)。
まとめ
桑理:化粧品とどんなタイプの人にも好かれるようになりたいって、つながってる?
梅尾:確かに!つながってると思う!
桑理:ほー!
梅尾:人って、見た目を重視するやん。きれいな人は、第一印象で好きになる人が多い。見た目がきれいな人の方が好かれるやろうし。
桑理:なるほどねー。
梅尾:私、自分の見た目に自信無かったけど、化粧品で変われたと思うな。最近は、見た目だけでも無いなと思い始めたけど(笑)。両方磨いていかなアカンな。
桑理:梅尾さんの「どんなタイプの人にも好かれる」理想の人っている?
梅尾:100%その人になりたいわけじゃないけど、理想に近い人はいるかな。見た目もきれいで、その人のことを嫌いな人はいないと思う。ちょっと嫌な部分があっても、「〇〇はしょうがないよね」って言われるタイプだな。
桑理:ほーほー。
梅尾:相手のことをすごい考えてる。相手の求めてること考えて、提供できる人かな。マメで、レスポンスも早いし、LINEも自分で切ったりしない。
桑理:いい人やねー。
梅尾:でも、カンペキ過ぎない感じ。踏み込もうとすると離れて行く。ちょっと距離がある感じがするな。
桑理:魅力的な人やなー。
梅尾:誰にでも好かれててすごいと思う。でも、その人は自分が好きな人には何も出来ないらしいの。
桑理:かわいいなー(笑)。
梅尾:自分が好きじゃない人には、心を許してない分、気を遣ってるんじゃないかな。
桑理:なるほどねー。
梅尾:今思ったんやけど、私も、私に魅力を感じている人には強気でいけるかな。そうじゃなかったら、気を遣って弱気になる。
桑理:ほーほー。
梅尾:私、嫌いな人とかおらんくて、皆が魅力的だと思ってる。1人1人同じ人はいなくて、自分と違うことに魅力を感じてる。憧れの対象でない人もいるけど、皆がいて欲しいと思う。
桑理:素晴らしいなー。
梅尾:人が好きかって言われたら、そうではないかな。興味はあるけど、好きではないと思う。
桑理:なんか、梅尾さんのこと分かった気がする!
梅尾:「好きじゃない」とか言いながら、実は好きなのかもしれないけど(笑)。
桑理:中学生みたいやな(笑)。
編集後記
始めてまともに話す人の場合、事前にその人のこと調べてみる。梅尾さんの評判は「The分析派、相手の人にすごい興味を持っている」であった。
評判通り、僕のことに興味を持たれて苦戦した(笑)。梅尾さんのインタビューなのに、ついつい質問に答えてしまう。分析も当たってる。僕より聞き出し上手だ。
今度は、梅尾⇒桑理のインタビューをしてみることになった。「普段静かな人にインタビューをやりたい」そうだ。僕は適任だろう(笑)。その時、梅尾さんの本当の魅力が分かる気がする。恥ずかしいけど、楽しみだ。