自分の仕事の範囲 専門家のジレンマ

東京出張からの帰りの新幹線。まだ週の真ん中だというのに、サラリーマンで一杯だ。短期出張はコストのムダだと思う。というのは置いておいて。

今日、お客様の会社で改善すべき事項が見つかった。どう改善したら良いか、いろいろ考えた。お客様が「この方向で改善していこうと思います」とおっしゃるが、もうちょっと良い方法がある気がしてイロイロ突っ込みたかった。しかし、それは自分の仕事ではない。僕のしている監査という仕事は、会社が決めたことをチェックする仕事。会社を良くする仕事ではないし、法律上、会社の改善に参加してはいけない

問題があったら解決したくなる。僕の習性。でも、自分の仕事の範囲を超えてはならない。モヤモヤ感を抱えながら帰る。美容師で言うなら、顔の産毛が濃いお客様が目の前にいるのに、髪の毛しか切ることのできない。そんな気持だろう。

専門家には得てしてそういうジレンマがある。大きな病院で内科へ行ったら消化器科へ行けと言われる。内科の先生だって好きでそう言っているわけではないが、できないものは仕方ない。目の前のお客様が「こうしたら1番喜ぶ」ということが分かっていても、出来ないものは出来ない。それは別の専門家の仕事。

そんなこんなで、どうしても専門家の仕事はお役所仕事になってしまう。専門家にしか出来ない仕事があるのに、他の専門家の仕事が羨ましく思う。そんなものなんですかね。「問題を解決する」自分の大好きなことは、仕事以外でするようにします。

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