Vol.22「赤字国債とは」で書きました。
銀行に預けているお金が、国に貸されている
ので
国がダメになったら、僕たちの銀行預金もダメになる
銀行は
- お金を預かる
- お金を貸して、利息をもらう
この2つが仕事(お金儲けの方法)です。
貸したお金が返ってこなかったら大変です。
だから、相手をよ-く見て貸します。
- この人は、お金を返せるのだろうか?
- この会社は、長続きするだろうか?
これをしっかり見れるのが、デキる銀行マンです。
景気が良い時は、人も会社もお金を稼げるので、銀行はどんどんお金を貸します。
でも、景気が悪い時、銀行は慎重になります。
お金をちゃんと返してくれる所に、お金を貸します。
国は安心。
銀行は国にお金を貸します。
だから、日本人は皆、国にお金を貸しているコトになるのです。
これを知っていると何に役立つのか?
銀行に預けているお金の利子(りし)がどう決まっているか分かります。
銀行は、
- お金を貸して、利息(りそく)をつけて返してもらう。
- 増えたお金から、お金を預けてくれている人に利子(りし)をあげる。
Vol.21「格付けと利回り」で書きましたが、
- 安全な所には、低い利息で
- 危険な所には、高い利息で
銀行はお金を貸します。
景気の良い時は、危険な所にお金を貸しても大丈夫。
銀行も高い利息をもらっているので、預けてもらっているお金にも、高い利子をつけて返します。
逆に景気の悪い時は、安全な所にしかお金を貸しません。
銀行は低い利息しかもらっていないので、預けてもらっているお金にも、低い利子しかつけるコトができません。
バブルの時は、とても利子が高かった。
銀行にお金を預けているだけで、お金がたくさん増えました。
銀行の利子を見れば、その時の景気が分かります。
次回は「変動費と固定費」
お楽しみに!