ピグマリオン効果~期待された通りになる~

ピグマリオン効果という、心理学の一説をご存知でしょうか?

期待を込めれば人は伸びる「ピグマリオン効果」
オリンピックメダリストは使っている? 世界をも動かす ”ピグマリオン効果”とは?

大雑把に言うと、動物は期待された通りになる、という理論。

先生に「この子供は賢いです(本当は普通)。」と言えば、賢くなる。という実験結果があるそうです。
語源は、ギリシャ神話のピグマリオン王。自分の創った人形を「奥さんにしたい」と思っていたら、本当に奥さんになった、という変態のお話。

実験結果が信頼できるものか、私には分かりません。しかし、周りに期待されてきた、自分の人生に照らし合わすと、正しい気がしてなりません。

最も分かりやすいのが、兄弟だとでしょう。
私の妹は美容師。会計士の私とは、180度違う能力を持っているように思えます。

しかし、IQや運動能力など、基礎的な能力は大して変わりません
どちらかと言えば、兄の方が勉強がデキた、妹の方が器用だった。上手くデキると褒められるから、本人も楽しい。いつしか、周りが「兄は勉強、妹は芸術」というイメージを持つ。結果、本人がその気になり、そういう道に進みました。

逆のピグマリオン効果もあります。
忘れもしない、小学校1年生の絵日記。人の絵を描いて、先生から「絵に動きがない」というコメントが書かれ、戻ってきました。(そんなに直接的では無く、先生も悪気は無かったと思います。)

私はそれ以降、動くモノの絵を描いていません。自分は絵が下手、と思い続けていました。

転機は中学校の時。美術の授業、鉛筆スケッチ。見たモノをそのまま描いたら、先生が「上手い」と言ってくれました。
それから美術の授業が楽しくなって、ポスターカラーの絵で賞も貰いました。(でも、動くモノの絵は描いていません。)

自分の話ばかりで恐縮ですが、誰にでも、こういう出来事があると思います。

他人の何気ない一言で、人は大きく変わります

人間関係でピグマリオン効果を上手く使うには、褒めるところは、褒めまくりましょう
悪いところに目を向けても、仕方ないので。

以上。最後まで読んで頂き、有難うございます。

 

 

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