会計士による就活支援Vol.8「就活を会社から見たら」

12月1日、就活が解禁になりました。

解禁というのは、

採用目的で学生と接触しても良い

ということです。

こんな制度があるのは、

  • 会社はデキる人が欲しい
    ⇒早く採用して、デキる人を確保したい
    ⇒早すぎると、学生の勉学の妨げになる
    どの会社も同時にスタートしましょう

となったためです。

会社は、

デキる人を、欲しい数だけ採用したい

と思っています。

この目的を達成するために、最も良い方法は

ありとあらゆる人の中から、デキる人を探し出す

であるコトは間違いありません。

でも、そんなコトをするだけの人数・時間・お金は、どの会社も持っていません。

そこで会社は、できるだけ効率の良い方法で、デキる人を採用していきます。

 

学歴で選ぶ

学歴は、スゴく分かりやすい選び方です。

良い大学を出たら仕事がデキるのか?

という疑問は誰もが持っているでしょうが、

  • 良い大学に入れた人は、仕事を覚えるのも早いでしょう。
  • 仕事を頑張れる可能性も高いでしょう。

だから、学歴で絞ってデキる人を探すのです。
これで、かなりの人数を絞るコトができます。

 

資格で選ぶ

「英語がデキる人が欲しい」と会社が思っていたら、TOEICなどの英語系の資格で、英語がデキる人を探すでしょう。
(留学経験も、それと同じ役目を果たします。)

「経理がデキる人が欲しい」と思っていたら、簿記の資格で、経理がデキる人を探すでしょう。

不動産業であったら、宅建の資格を持っている人が欲しいでしょう。

仕事に直接関係ない資格でも、資格を持っていたら仕事がデキる感じがするでしょう。

 

勉強してきたコトで選ぶ

これは、特に理系の大学院卒にあてはまるでしょう。

「バイオの研究員が欲しい」と思っていたら、大学でバイオの研究をしていた人を選ぶでしょう。
研究室の先生の推薦があれば、会社も安心して採用ができるでしょう。

 

クラブ活動で選ぶ

「体力がある人が欲しい」と思っていたら、厳しい練習をしているクラブから人を採用するでしょう。

「闘争心のある人が欲しい」と思っていたら、スポーツや何かで輝かしい成績を収めた人を採用するでしょう。

特に文系学生の就職活動において、スポーツの有名なクラブの出身者は採用されやすいようです。

アメフトやってたから仕事できるのか?

と思う人もいるでしょうが、会社の経験としてそうだから、これからもそうしていくのでしょう。

 

バイト、学生団体、その他の経験で選ぶ

マクドナルドのアルバイトは、バイトながらすごくしっかりしていると有名です。

「マクドナルドで3年間アルバイトしています」と聞くと、「うちの会社でもしっかり働いてくれそうだ」と思います。

「30人規模の学生団体でリーダーしていました」と聞くと、「うちの会社でもリーダーシップをとれそうだ」と思います。

「資格」「ゼミ」「部活動」「留学経験」以外に、エントリーシートに学生時代に頑張ったコトを書きます。

そこで、デキる人っぽい経験をしていれば、書類審査に通るでしょう。

 

 

以上、5つの方法を使って、効率良くデキる人を絞りました。
そこから、効率の悪い面接によって、デキる人をさらに絞ります。

 

 

次回は「面接を会社から見たら
お楽しみに!

 

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