会計士による就活支援Vol.6「組織で会社を選ぶ」

会社選びの3つの基準

事業・仕事・組織

のうち、今日は組織の話です。

 

組織にはいろいろあります。

目に見えるモノとして、

  • 大きな会社、小さな会社
  • 古い会社、新しい会社
  • 男だらけの会社、女性の多い会社
  • 日本の会社、海外の会社
  • 給料の高い会社、給料の低い会社
  • 若い人の多い会社、お年寄りの多い会社
  • 定時で帰る会社、残業の多い会社
  • オフィスがキレイな会社、オフィスにこだわらない会社

目に見えないモノでは

  • ワンマン社長の会社
  • 新人でも意見の言える会社
  • 体育会系の会社
  • プライベートでも仲の良い会社
  • オシャレな人の多い会社

いろいろありますが、人それぞれ重視したいモノは違うでしょう。
目に見えない雰囲気も、かなり大事ですし。

だから、会計士として、3点だけ絞って伝えます。

 

大きい会社と小さい会社

トヨタグループには約30万人の従業員がいます。
社長1人でも、会社は会社です。

大きい会社と小さい会社。メリットとデメリットは裏返しです。

大きな会社ほど、

  • 安定していて、周りからの評判も良いでしょう。
  • その代わり、出世のスピードは遅いです。責任の重い仕事がなかなかデキません。

小さな会社であれば、

  • 安定はしていませんが、早くから出世できる可能性が高いです。自分の代わりがいない、責任の重い仕事がデキるでしょう。
  • だからこそ、育児休暇なんて言ってられないでしょうし、出世したとしても仕事のスケールが小さいでしょう。

アメリカでは、優秀な学生が、小さくて、これから伸びそうな会社に就職するそうです。

大きな会社は、教育研修が充実しています。
最初は大企業っていうのは、間違ってないでしょう。

小さな会社に行くのは、自信のある人です。
「もっと中小企業に目を向けよう!」と言われていますが、ボロボロの会社に行くと辛いです。

大企業ほど知名度はないが、しっかりしている会社

こういう会社を見逃さないでってコトでしょう。

 

経営者は誰か?

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  • ソフトバンクの孫社長のように、会社を興した人が社長をやっているケースがあります。
  • 子供へ子供へと引き継がれてきた、昔ながらの会社もあります。
  • メガバンクのように、すぐに社長が変わる会社があります。
経営者がどれくらい力を持っているか?

大事な視点の1つです。

社長の言うコトが絶対の会社なら、社長の考え方をよく聞いて会社を選ぶべきです。

ソフトバンクなら、孫さんが社長をやめた後、会社がメチャクチャにならないか注意すべきです。

 

株主は誰か?

株主が不特定多数の会社なら、ほとんどのコトが会社のやりたいようにデキるでしょう。(東京電力の株主総会のように、株主がたくさん文句を言いに来るコトは滅多にありません。)

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でも、一部の株主がたくさんの株を持っている場合、会社はその株主の言うコトを聞かなければなりません

株主がどうなっているかチェックが必要ですが、それについての詳しいコトは、明日のブログに回します。

 

 

次回は「株主と子会社
お楽しみに!

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