年間自殺者3万人、犬・猫の殺処分は16万匹

平成25年、日本の自殺者27,283人だったそうです。(内閣府HPより)
1年で1万人のうち2~3人。自分の身近で起こる可能性も十分にあります。

しかし、ペットの殺処分はもっと多い。

平成24年、日本の犬・猫の殺処分161,847匹(うち約半分が赤ちゃん)だったそうです。(環境省自然環境局HPより)
日本で飼育されている犬・猫は約2,000万匹と言われています。(一般社団法人ペットフード協会の統計より)

すなわち、1年で100匹のうち2匹近くが、殺処分されています。恐ろしい確率です。

殺処分の方法は、主に炭酸ガスによる窒息死です。HPで検索すれば、動画を見ることができます。(見たくない人が誤って見るといけないので、リンクは張りませんが。)

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自治体に引取られた捨て犬・捨て猫の全てが殺処分されるわけではありません。新たな飼い主が見つかる可能性もあります。
しかし、それだけ多くのペットが捨てられている、現実があります。

私の実家の猫も、拾い猫です。迷い猫か捨て猫か分かりませんが、1つ間違えれば命を落としていました。そう考えると、やり切れない気持になります。

このアルバムの中の1曲「おしゃかさま」に、こんな歌詞があります。

カラスが増えたから殺します
さらに猿が増えたから減らします
でもパンダは減ったから増やします
けど人類は増えても増やします

僕らはいつでも神様に
願って拝んでても いつしか
そうさ 僕ら人類が神様に
気付いたらなってたの 何様なのさ

食物連鎖から考えて、牛や魚を食べるのは仕方ないと思います。しかし、ただ命を奪うのはどうでしょうか。
ペットを捨てて、死に至らしめても、殺人罪にはなりません。人類は神様だからでしょうか?

江戸幕府5代将軍徳川綱吉が出した「生類憐れみの令 」。
やり過ぎでしたが、「生き物を大切にしよう」という考えは間違っていません。

無料不妊手術をしている「公益社団法人どうぶつ基金
急な入院や事故の時にペットの一時預かりをする「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン

様々な活動がありますが、それだけで食べていけるものではありません。

この問題、もっと考えていきます。

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