書評「ビジョナリーカンパニー④」

「ビジョナリ―カンパニー」ジム・コリンズ著

①~④まで出てます。
世界で1,000万部売れている、経営学の名著です。

④のタイトルが「自分の意思で偉大になる

①②③もそうだったんですケド、
会社だけでなく、どんな組織でも、個人でも言えるコトが書いてありまして、
④が特にそうだったので、僕なりにまとめてみます。

役立つと思います。

▽無理せず休まず進む

無理に大きくなろうとした会社は、内側から壊れていきます。

長く続く、偉大な会社は、自分たちに合ったペースで成長していきます。

でも、それに対する執着がハンパじゃありません。

「1年に20%ずつ成長する」と決めたら、
どんなに状況が悪くても、必ず達成します。
言い訳無用です。
誰のせいにもしません。

その代わり、20%を超える成長は求めません。
どんなに状況が良くて、ライバルが大きく成長していても、我慢します。
自分たちのペースを守ります。

その間に、危険な状況でも生き残れるような備えが出来るのです。

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ウサギとカメの話に似ていますが、少し違います。
ビジネスの世界に、ウサギはいません。
皆、一生懸命やっています。
ウサギとカメの様に、足の速さが違うとかではありません。

マラソンで、ペースを守ったら勝てるって話です。

とは言っても、ビジネスでも、人生でも、ペースを守るのは難しいです。

「1日3キロ走る」と決めたら、
雨が降っていても、カゼをひいていても走るんです。
「明日6キロ走ろう」ではダメです。

偉大になるには^^)

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▽無茶をしない、中途半端なコトもしない

新しいモノを捜し続けるコトは大事です。
そうしないと生き残っていけません。


でも、偉大な会社は、無茶な賭けをしません。

たくさんの新しいコトを実験してみます。
まずは小さく始めるのです。

その中で、成功するモノを捜します。
本当に成功するかどうか、念入りに調査します。


そこで、成功すると判断したら、
今までのモノを捨てて、一気に攻めるのです。


それが周りから見ると、勇気のある賭けに見える。


でも、ここで中途半端なコトをすると、ライバルに先を越されてしまいます。
今までのモノを捨てるのは、負けないために捨てているのです。


偉大な会社は、失敗しないから偉大であり続けるのであって、
勇気があるから偉大なのではありません。

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1人の人間で考えます。

例えば、、、

稼げるアイディアを思い付く。
脱サラして、独立したいとする。でも、そこまで自信が無い。家族もいる。
(ここで会社を辞める人は、野蛮です。
運良く成功するかもしれませんが、賢くはありません。偉大ではありません。)


そんな時は、まず休みを使って、アイディアを実験してみるのです。

それで「いける」と確信したら、脱サラする。生活を賭けて、本気でやる。
「ダメだ」と判断したら、また新しいコトを捜す。

(この決断を中途半端にしないコトが大事です。)

※これは僕の個人的な見解です※

いつ給料がもらえなくなるか分かりません。
公務員は安全と言われていますが、
日本の中で1番大きな借金を抱えている組織です。

「お金を稼ぐ方法を複数持っておく」
これが、生き残るための、1番賢い生き方やと思います。

1つの会社としても、1人の人間としても。

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▽憲法を持つコト

偉大な会社には、憲法のようなモノがあります。
やるコトと、やってはいけないコトが決まっています。
(本を読んで頂くと分かりますが、かなり具体的です。)


憲法に従わない人は、会社に残るコトが出来ません。
憲法は絶対です。

憲法に従うので、その会社の行動は筋が通っています。
社長が変わっても、憲法が変わらないから、偉大な会社であり続けます。


でも、憲法は変更できます。
とは言っても変更するのは大変なので、本当に必要な変更しかしません。

「自分達は、何が良かったから今まで生き残ってこれたのか?」
それを忘れて、変化ばかり求めても成功しないのです。

良いやり方は続ける。
その一方で、「変わらなければいけないのはどこか?」と考える。

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プロ野球選手を例にします。

去年は良かったのに、今年はさっぱり打てません。
そんな時、どうするか?

フォーム改造?ではありません。
まず

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