1分でわかる!会計の話Vol.27「株式とは」

会計士による就活支援Vol.7「株主と子会社」

  • 株主の話
  • 親会社子会社の話

をしました。今日は、株式について。

 

普段目にするケド、特に気にしない株式会社という言葉。
ただの会社ではなく、株式会社です。

会社の所有者となれる権利が、株式になっている会社

です。
世の中の大きな会社の99%以上株式会社なので、それ以外の会社は知らなくても大丈夫です。

 

会社の所有者1人の場合、株式会社にする必要はありません。
でも、1万人になったらどうでしょう。

  • 誰かが亡くなった
  • 誰かが会社の所有者をやめた
  • 代わりに誰か入ってきた

会社の所有者をいつもチェックしていくのは、大変過ぎます。

そこで、

株式を持っている人を会社の所有者にしよう!

と決めたのが、株式会社です。

だから、株式を買えば、誰でも会社の所有者になるコトができます

 

会社の所有者は、会社のコトを決める多数決に参加できます。
この多数決

株主総会(かぶぬしそうかい)

と言います。

株式の数は、会社が決めます。
ある会社が株式100コ作った場合、株主総会100票の多数決で行われます。

1人1票ではなく、株式1コ1票です。
たくさん株式を買った人に、権力が与えられるわけです。

 

会社の株式の50%以上を持っていたら、その会社については1人で決めるコトができます

株式を50%以上持っているのが、1つの会社の場合、親会社子会社の関係になります。

 

株価(かぶか)というのは、誰でも聞いたコトがあると思います。
株価とは、

1コの株式の価値

です。言い換えると、

株主総会で1票を持つのに、必要なお金

です。

  • 会社の調子が良いと、株価も上がります。
    バブルの時は、すごく高くなりました。
  • 会社の調子が悪いと、株価は下がります。
  • 会社が倒産すると、株価はゼロ円になります。

だから、株主は会社の調子が良くなるように、株主総会の多数決で投票します。
自分のお金がかかっているので、真剣です。

このように、株式を買うというのは、その会社を左右できるスゴイことです。

 

でも、そんなコトは関係なく

ただお金を増やしたいため株を買う人

もいます。株式投資をしている人たちです。

 

 

次回は「株式投資とは」
お楽しみに!

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