組織の勢い

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日本一になった楽天。マー君がすごかったことは言うまでもないが、今年の楽天には勢いがあった。このグラフを見たらその通りだろう。

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チーム力として、スバ抜けていたわけではない。中盤で一気に抜け出し、8月に1度連敗してからもう一度、勢いを取り戻した。最終的には独走。日本シリーズでも、若くて勢いのある楽天が総合力で勝る巨人を打ち破った。

先日紹介した「孫子に学ぶ12章」にはこう書かれている。

善(よ)く戦う者は、これを(せい)に求めて、人に責(もと)めず

「戦いの上手な者は、勢いに乗ることを重視し、一人ひとりの働きに過度な期待をかけない」といった意味になる。

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勢いを作るのはリーダー、やはり星野監督の力量が大きかったと言えよう。

日本シリーズだって、マー君を第1戦・第5戦・第7戦とフル回転させることもできたのに、マー君を第2戦に回した。初戦でマー君が負けた時、その後のプレッシャーを考えて則本投手を先に投げさせたと僕は思っている。(結局それが最後のドラマを生むわけだが。。。)

実際に星野監督が率いるチームは、強いときとそうでない時の差が激しい。中日・阪神・楽天。それまで優勝争いをしていなっかったチームを優勝に導いてきた。

 

差を埋めるのは技術や戦術じゃない。気持なんだ。

気持技術もある星野監督が言うだけ、重みがありますね。楽天の選手は技術云々よりも元気があった。会社も同じ。

業績の良い会社には活気があり、社員の態度も明るい。業績の悪い会社は雰囲気は暗く、社員も暗い。組織を良くするには気持から。勢いを大事にしていきましょう。

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