1分でわかる!会計の話Vol.10「売上と利益」

売上利益

売上というのは、サラリーマンのお給料みたいなモノです。

  • 結婚していない人は、年収300万円でやっていけるかもしれません。
  • 子供が3人いる人は、年収500万円でも厳しいでしょう。

売上が多いからと言って、お金持ちとは限らないのです。

だから、「おれは年商1億円の社長」とだからと言って、

  • ベンツに乗れるわけではありません。
  • 女の子と遊ぶ金があるわけではありません。

年商=1年間の売上」です。
年商1億円の社長」は1億円持っているわけではありません。

 

 

利益がプラスの場合、黒字と言い、
利益がマイナスの場合、赤字と言います。

黒字なら、貯金が増えた
赤字なら、貯金が減った

会社は赤字を出していると、お金が無くなって、借金することになります。
たくさん売るコトも大事ですが、黒字を出して貯金を作るようにしなきゃいけません。

売上が上がったからボーナスじゃ!

と言っていては、貯金は増えないのです。

 

具体例

1つカンタンな会社を創りましょう。

社長1人と従業員3人でやっている宝石屋さん。
1億円持っています。

  • 宝石を9,000万円で買ってきて、1億円で売りました(+1,000万円)
  • お店の家賃・電気代やらで、100万円払いました(-100万円)
  • 従業員3人に合わせて900万円の給料を払いました(-900万円)
  • 社長の給料は500万円にしました(-500万円)

残っているお金は9,500万円になりました。

この時、売上利益はいくらでしょう?

 

売上1億円
利益500万円500万円の赤字です。

お金が減っていますので、これを続けていると、いつかお金がゼロになります。
会社は潰れます。

「おれら今年1億円売ったで!」って喜んではいけないんですね。

 

 

宿題

 

コンビニでも、ご飯屋さんでも、何でもイイです。
お店に入った時に、そのお店の1日の売上利益を考えてみましょう。

 

次回は「利益と税金
お楽しみに!

 

 

 

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