売上と利益
売上というのは、サラリーマンのお給料みたいなモノです。
- 結婚していない人は、年収300万円でやっていけるかもしれません。
- 子供が3人いる人は、年収500万円でも厳しいでしょう。
売上が多いからと言って、お金持ちとは限らないのです。
だから、「おれは年商1億円の社長」とだからと言って、
- ベンツに乗れるわけではありません。
- 女の子と遊ぶ金があるわけではありません。
「年商=1年間の売上」です。
「年商1億円の社長」は1億円持っているわけではありません。
利益がプラスの場合、黒字と言い、
利益がマイナスの場合、赤字と言います。
黒字なら、貯金が増えた。
赤字なら、貯金が減った。
会社は赤字を出していると、お金が無くなって、借金することになります。
たくさん売るコトも大事ですが、黒字を出して貯金を作るようにしなきゃいけません。
売上が上がったからボーナスじゃ!
と言っていては、貯金は増えないのです。
具体例
1つカンタンな会社を創りましょう。
社長1人と従業員3人でやっている宝石屋さん。
1億円持っています。
- 宝石を9,000万円で買ってきて、1億円で売りました(+1,000万円)。
- お店の家賃・電気代やらで、100万円払いました(-100万円)。
- 従業員3人に合わせて900万円の給料を払いました(-900万円)。
- 社長の給料は500万円にしました(-500万円)。
残っているお金は9,500万円になりました。
この時、売上と利益はいくらでしょう?
売上は1億円。
利益は-500万円。500万円の赤字です。
お金が減っていますので、これを続けていると、いつかお金がゼロになります。
会社は潰れます。
「おれら今年1億円売ったで!」って喜んではいけないんですね。
宿題
コンビニでも、ご飯屋さんでも、何でもイイです。
お店に入った時に、そのお店の1日の売上と利益を考えてみましょう。
次回は「利益と税金」
お楽しみに!