1分でわかる!会計の話Vol.24「変動費と固定費」

Vol.13「費用とは」で書きました。

費用とは

お金を増やすために必要だったお金

そして、費用は

変動費固定費に分けることができます。

  • 変動費は、今年1年の売上によって、金額が変わる費用
  • 固定費は、今年1年の売上によって、金額が変わらない費用

例えば、

  • 売る物を買ってくるための費用
  • 売上が多かったから、従業員にあげたボーナス

これらは変動費です。

  • 事務所を借りるための費用
  • 従業員の普通の給料

これらは固定費です。

 

今年の売上が0円だったら、変動費も0円になります。
でも、売上が0円でも、固定費は発生します

 

 

これを知っていると、何に役立つのか?

利益を出すためには、どれだけ売らなければならないか

が解ります。

 

 

カンタンな例を作ります。

  • 固定費が100万円
  • 2万円売るごとに、1万円の変動費

200万円売れば、

  • 変動費が100万円かかります。
  • 固定費が100万円なので、この時、利益は0円になります。

この会社は、

  • 売上200万円以下なら赤字
  • 売上200万円以上なら黒字

そういう計算が出来るのです。

 

毎年、会社はこの計算をします。

  • 来年はこれくらいの売上かなー?
  • これだと、どれくらいの利益になるかなー?

その計算をして、赤字になったら

  1. 売上が増えるように頑張る(難しいし、不確実)

  2. 変動費があまりかからないようにする
    もっと安く買ってこれるようにしたり、安く作れるように工夫したり(難しいし、不確実)
  3. 固定費を減らす
    リストラをしたり、給料を減らしたり、事務所を小さくしたり(確実)

 

給料固定費だから、従業員を増やすのは慎重にしないといけない。

だから、正社員より非正規社員の方が良かったりします。

 

 

明日は「正社員と非正規社員」
お楽しみに!

 

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