Vol.20「貸倒れとは」で書きました。
「この会社はお金を貸しても大丈夫かどうか」をランク付けするコトを
信用格付け(かくづけ)
と言います。
AAA とか A とか BBB とか会社をランク付けしています。
AAA とかランクが高いと
この会社はお金を貸してもちゃんと返ってきますよ
BBB とかランクが低くなると
この会社にお金を貸しても、返ってこない可能性が高いですよ
それなら、お金貸すなら AAA の所にしよう!と皆が思います。しかし・・・
そもそも、銀行やお金持ちは、なぜお金を貸すのか?
利息(りそく)で儲けるため
です。
プロミスとかアコムのCMの最後に
14%(年率)
みたいな数字が出てきます。これが利息です。
利子(りし)、利回り(りまわり)とも呼びます。
100万円借りたら、1年後に114万円で返してください。
というのが、プロミスやアコムのお金儲けです。
ここで話を会社の格付けに戻します。
AAA の会社は BBB の会社よりお金が借りやすい。
そこで BBB の会社は
利息を AAA の会社よりも高くします。
- AAA の会社は、100万円貸して、105万円で返ってきます。
- BBB の会社は、100万円貸して、110万円で返ってきます。
言い換えると、
- AAA の会社は利息5%
- BBB の会社は利息10%
こうすることで、格付けランクの低い会社も、お金が借りられるようになるのです。
今、「赤字国債」がニュースになっていますが、国債とは国の借金のコトです。
「国債の利回りが上昇した・・・」とニュースで言っていたら
国の借金の利息が上がった
というコトです。
ちなみに
- 日本国債の利回りは1%とか
- 財政破綻したギリシャは30%とか
それだけ、日本にお金を貸して返ってくると思われています。
明日は「赤字国債とは」
お楽しみに!