1分でわかる!会計の話Vol.13「費用とは」

利益 = 収益(しゅうえき) ― 費用(ひよう)
収益とは、頑張って増やしたお金です。
費用とは、お金を増やすために、必要だったお金です。

と言いました。

今日は費用について。

 

例①

 

宝石屋A と 宝石屋B がありました。
どちらの宝石屋も、50万円の宝石2つ買い、100万円使いました。

 

宝石屋A は、

  • そのうち宝石1つ100万円で売りました。
  • もう1つはまだ売れていません

宝石屋B は、

  • 2つ合わせて100万円で売りました。
    (おばちゃんにムッチャ交渉されました。)

 

宝石屋A も 宝石屋B も
頑張って増えたお金(収益)100万円です。

さて、費用はいくらか?

 

***********

 

宝石屋A の方がイイ商売をしています。
宝石をまだ1つ持っているので、これから儲かりそうです。

でも、宝石を買うために使ったお金は、どちらも100万円です。

 

ここで、費用は何だったかに戻りましょう。

お金を増やすために、必要だったお金

です。

 

宝石屋B は、2つとも宝石を売ってしまったので、

  • 増えたお金は100万円
  • 必要だったお金100万円

よって

収益 100万円 - 費用 100万円 = 利益 0円

です。

 

宝石屋A は、1つしか宝石を売っていません。

  • 増えたお金は100万円
  • 必要だったお金は、宝石つ分50万円

よって

収益 100万円 - 費用 50万円 = 利益 50万円

です。

 

そして、宝石屋A は、50万円で買った宝石を1つ、まだ持っています
この宝石50万円は、会社の資産しさん)となります。

 

 

例②

 

※今度は費用だけ計算します※

パン屋さんA と パン屋さんB がありました。
どちらのパン屋さんも、オーブンが古くなってきました。

オーブンは

  1. 10万円1年間だけ借りるコトができます。
  2. 100万円で買うコトが出来て、10年間使うコトが出来ます。

 

パン屋さんA は
10万円1年間、オーブンを借りることにしました。

パン屋さんB は
100万円10年間使えるオーブンを買いました

 

さて、今年1年間の費用はいくらか?

 

*************

 

パン屋さんA は、オーブンを借りるために10万円使ったので、費用10万円

 

パン屋さんB を考える前に、もう1度、費用

お金を増やすために、必要だったお金

です。

 

パン屋さんB は100万円のオーブンを買いました
しかし、オーブンは10年間使えます

100万円 ÷ 10年 = 10万円(1年あたり)

今年1年間、パンを焼くのに必要だったお金10万円です。
だから、費用10万円

 

そして、パン屋さんB はあと9年使うコトの出来るオーブンを持っています
このオーブンは、パン屋さんB の資産しさん)になります。

 

まとめ

 

費用とは、お金を増やすために、必要だったお金です。

お金を使っても、

  • 買ったモノをまだ持っている時、
  • お金を増やすために、まだ使える

こういう時は資産になります。

 

 

次回は「資産とは
お楽しみに!

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