1分でわかる!会計の話Vol.23「銀行の仕事」

Vol.22「赤字国債とは」で書きました。

銀行に預けているお金が、国に貸されている

ので

国がダメになったら、僕たちの銀行預金もダメになる

 

 

銀行は

  • お金を預かる
  • お金を貸して、利息をもらう

この2つが仕事(お金儲けの方法)です。

 

貸したお金が返ってこなかったら大変です。
だから、相手をよ-く見て貸します。

  • この人は、お金を返せるのだろうか?
  • この会社は、長続きするだろうか?

これをしっかり見れるのが、デキる銀行マンです。

 

景気が良い時は、人も会社もお金を稼げるので、銀行はどんどんお金を貸します。

でも、景気が悪い時、銀行は慎重になります。
お金をちゃんと返してくれる所に、お金を貸します。

国は安心。

銀行は国にお金を貸します
だから、日本人は皆、国にお金を貸しているコトになるのです。

 

 

これを知っていると何に役立つのか?

銀行に預けているお金の利子(りし)どう決まっているか分かります。

銀行は、

  • お金を貸して、利息(りそく)をつけて返してもらう。
  • 増えたお金から、お金を預けてくれている人利子(りし)をあげる。

 

Vol.21「格付けと利回り」で書きましたが、

  • 安全な所には、低い利息
  • 危険な所には、高い利息

銀行はお金を貸します。

景気の良い時は、危険な所にお金を貸しても大丈夫。
銀行も高い利息をもらっているので、預けてもらっているお金にも、高い利子をつけて返します。

逆に景気の悪い時は、安全な所にしかお金を貸しません。
銀行は低い利息しかもらっていないので、預けてもらっているお金にも、低い利子しかつけるコトができません。

 

バブルの時は、とても利子が高かった。
銀行にお金を預けているだけで、お金がたくさん増えました。

銀行の利子を見れば、その時の景気が分かります。

 

 

次回は「変動費と固定費」
お楽しみに!

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