みんな新しいことが好き
僕の働いている監査法人では
- 品質推進
- 業務推進
- 新規開発
- 人材育成
- 教育研修
- 国際業務
- コミュニケーション推進・・・
いろんなワーキンググループ的活動があります。
「管理職になったら会社貢献が大事。どれか1つはやれ。」
みんな新しいことが好きなので、
- 品質推進で、新しいツールを作りました!
- 人材育成で、新しい仕組を始めます!
- コミュニケーション推進で、去年と違うイベントをします!
そんな声がたくさんあがります。
みんな続けるのが苦手
新しいことが始まっても、周りの反応は
- またよく何か始まった。
- やる時間無いわ。
- 強制じゃないから、やらない。
とても冷たい。
そこから改善を繰り返していくこと(いわゆるPDCAを回すこと)が大事なのですが。。。
始めた本人達は、始めただけで満足しています。
「失敗か?成功か?」も検討しないまま、忘れさられ・・・
時が経つと、別の人がまた同じ様なことを始めます。
なぜ、そんな残念なことになるのか?
みんな自分の手柄が欲しい
自分が、独立開業するとしましょう。
- お客さんがつくか分からないビジネス
- 安定したお客さんが見込めるビジネス
普通は”b”を選ぶと思います。自分の生活がかかっているので。
しかし、会社のワーキンググループ的活動となると、
- 前のことを続けるなんて、カッコ悪い
- 新しいことを始めて、目立ちたい
- 「○○を始めた」という実績ができる
みんな自分の手柄を欲しがります。
それが、人のためになるかは、あまり気にしない。
グループ内の人は盛り上がっていますが、グループ以外の人には、
- 前との違いが分からない
- 前よりも面倒くさい
- そもそも彼らは何を目指しているんだ?
せっかく頑張ったのに、残念な結果になります。
サッカーでも、全員で攻めて・全員で守る
残念な会社をサッカーに例えるなら、
- 攻撃しかしないFW
- 守備しかしないDF
攻守が連動していない、バラバラなチームです。
自分の役目だけに集中し、試合に負けると
- FWは「点を取られたから負けた」とDFのせいにする。
- DFは「点が取れないから負けた」とFWのせいにする。
典型的な弱いチームです。
強いチームは、全員で攻めて・全員で守る。FWが
- (勝ったら)DFがしっかり守ってくれて、攻撃に集中できた。
- (負けたら)自分達が点を取れないから負けた。
こんな発言をしているでしょう。
自分の役目だけじゃなく、試合に勝つことを考えよう
多くの社会人は、自分の仕事を頑張っていると思います。
しかし、サッカーでも
- すごいFWが1人いても、点は取れない
- すごいDFが1人いても、点は取られる
自分の役目だけ頑張っても、試合には勝てません。
自分の役目を果たしながら、試合にも勝つ
試合というのは、どんな仕事でも金儲けでしょう。
金儲けと言うとイヤな感じですが、悪いことをすれば退場になります。あくまでルールの中で。
以上。最後まで読んで頂き、ありがとうございます(m_ _m)