「働き方改革」とは何か?
英語では work style reform と言うそうだ。
よく聞く言葉だが、「具体的に何するの?」と聞かれても
働き方を改革するんやで
としか、言いようが無い。
首相官邸HPよれば、
働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
厚生労働省HPでは
- 我が国は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。
- こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。
- 「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。
まとめると
多様な働き方をデキるようにして、皆が働けるようにするんやで。
と言ったところか。
「多様な働き方」とは何か?
働き方改革実行計画の「5.柔軟な働き方がしやすい環境整備」で、このように言われている。
テレワークは、時間や空間の制約にとらわれることなく働くことができるため、子育て、介護と仕事の両立の手段となり、多様な人材の能力発揮が可能となる。
副業や兼業は、新たな技術の開発、オープンイノベーションや起業の手段、第2の人生の準備として有効。
他方、これらの普及が長時間労働を招いては本末転倒。労働時間管理をどうしていくかも整理することが必要。ガイドラインの制定など実効性のある政策手段を講じて、普及を加速。
多様な働き方を整理すると、以下のようになる。
- 雇用型テレワーク(在宅勤務・サテライトオフィス・モバイル勤務など)
- 非雇用型テレワーク(クラウドソーシングなど)
- 副業や兼業
これら多様な働き方が長時間労働を招かないように、働き方改革実行計画では、
- 2 .同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
- 3 .賃金引上げと労働生産性向上
- 4.罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正
という具合に、
- 生産性を上げつつ、
- (アルバイトでもパートでも)給料を上げつつ、
- 残業時間を減らそう
としている。
どこでも自由に働けて、時間が短くて、給料が高い
夢の様な話だ。
これを実現するためのアベノミクス、3本の矢(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)である。
とにかく、上手くいってほしい。
オリンピック後に大沈没なんてことには、ならないで。
「働き方改革」は「多様な働き方」をすること
働き方改革と言うと
- 残業を減らそう!
- 生産性を向上しよう!
- 在宅勤務をしよう!
- 育休休暇を取ろう!
と言った具合の会社が多いと思う。
でも、それは働き方改革の本質では無い。
多様な働き方をデキるようにして、皆が働けるようにするんやで。
が働き方改革の本質。
- 週3日勤務の人を雇いましょう。
- 在宅勤務だけの人を雇いましょう。
- クラウドソーシングを使いましょう。
- 副業バンザイ!
そうやって、
- 今まで働いていなかった人を雇ったり、
- 今まで辞めてしまっていた人を引き留めたり、
するのが働き方改革。
以上。
最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m