チェスの世界王者がコンピューターに負けたのは有名な話です。
1度死んだ駒が盤上に戻るため、チェスより複雑な将棋でも、コンピューターが人間に勝つのは近いそうです。
一昔前は、コンピューターと言っても、人間が「この状況ならこうする」というプログラムを組んでいましたが、
最近は、対局データをコンピューターに与えると、データを分析して強くなっていくそうです。
ビックデータの時代。
ビジネスの世界でも、コンピューターがデータを分析し、最善の策を提示してくれます。
まともに戦ってコンピューターに勝てるわけがありません。
人間はコンピューターの指示を実行するだけ。
単純労働は給料の安い新興国へ。先進国の一部が富を独占する。
その特徴がますます強くなっていきます。
そこで私が思い出すのがこの本です。
これから豊かな生活をするためには
- デザイン
- 物語
- 全体の調和
- 共感
- あそびごころ
- 生きがい
この6つが大事だと、ダニエルピンク氏は8年前に仰っています。この6つがコンピューターには真似できないと。
「人の心を動かす力」です。
相手の表情を見て感謝する。
空気を読んだ心配りをする。
そんな人と人とコミュニケーションで、コンピューターに勝つしかない。
コンピューターにできることはやってもらい、楽をしながら豊かな生活をしていきたいですね。