プロフェッショナル仕事の流儀にイチローが出ていた。これは永久保存版。うちに遊びに来た人にはぜひ見て欲しい。僕自身、何度見てもいいと思う。
今年40歳を迎えたイチロー。名門ヤンキースで試合に出れない日も多くなった。
毎日毎日、最高の準備をして試合を迎えるイチローにとって、試合に出れないことはとてつもなく辛いことだったと言う。この準備をやめたら、どれだけ楽かと。そう思ったと言う。
でも、「その準備をやめたら今までの自分を支えていたものが崩れてしまう」と。
イチローの通訳兼トレーナーさんが、今年1番印象に残っているシーンとして挙げていたのは、イチローが出場しなかった最終戦。ヤンキースにとって消化試合。
他のベテラン選手が試合に出る準備すらしない中、イチローは延長14回、試合が終わるまで準備を続けていた。それが最も印象に残ったそうだ。「それがイチローさんです」と。
番組の中で最も印象に残った場面は、イチローの言葉そのままで読んで頂きたい。
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ドラフトにかかって初めて受けたテレビのインタビュー。地元のローカル。「鈴木選手にとってバッティングとは?」て訊かれた。
はっきり答えた「メチャクチャ楽しい」。子どもと一緒ですよ。草野球が楽しいって言うのと、何ら変わりはない。
今それを訊かれても、なにも楽しくない。4000本打った今は、なにも楽しくない。でも1本も打ってない18歳の僕は「バッティングはめちゃくちゃ楽しい」って言ってる。これが面白いんですよ。
4000本安打。瞬間的には、チームメイトがあんなことしてくれて、ものすごい喜び。満足、達成感もあるし。でもその10日後には、9対0で勝ってる場面で、代打に出るんです。悪い言い方すると「屈辱」ですよね。先発メンバーは下がってる。試合決まってるし。僕の前に代打で出てる選手は1本も打ったことのないルーキー。
このことは僕の中で一生忘れてはいけない出来事。未来の僕を支えてくれる。
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プロ野球選手、そして1人の社会人として、イチローは「失敗と屈辱を体に刻み込んで、自分を支えてきた」と言う。だからこそ、4,000本安打を達成した時のインタビューで
4,000のヒットを打つには、8,000回以上は悔しい思いをしてきているんですよ。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思います
と答えた。それに世界の人々が納得した。
僕もコンスタントにやっていきます。12時に寝て、明日も6時半に起きます。