少し古いですが、テレビドラマにもなった”ハゲタカ”の本を読みました。主人公は外資系投資ファンドの日本法人トップ。実際の話をベースに、主人公が企業買収を仕掛けいく話です。
この話では、日本は外資系を徹底的に嫌います。現実の日本も同様です。日本企業が外資系企業に買収されることは良しとされません。
逆に、日本企業が海外企業を買収すると大きなグッドニュースになります。
しかし、このことはアメリカのジンビームファンにとっては相当ショックなんだろなと。ちょうどハゲタカを読んでいたから思いました。「日本の酒なんて飲まねえよ」と英語で言っているアメリカ人が大勢いるでしょう。
サントリーが世界制覇を目指していることは分かりますが、「美味しい飲み物を作る」という鳥井さんの原点から離れている以上、やっていることは投資ファンド・総合商社と変わりません。
そういう時代なのかもしれませんが、日本メーカーは日本製で正々堂々勝負してほしいなと思う、今日この頃です。