僕は大学生の時、7か月間インターンをしていました。
全体が見える小さい組織で、社長の仕事を勉強させて頂きました。
大きな組織ってどんなのだろう?
そう思ったのが今の仕事(監査法人)を選んだ理由の1つ。
小さな組織と大きな組織
両方で働いたことのある人間はけっこう珍しいと思います。
だからこそ、僕が比べてみることに価値があるかと。
仕事の範囲
大きな組織になると全体を見ることは不可能です。
僕が思うに、1人で見れるのは10人規模が限度。
それ以上になるとチームに分ける必要があります。
- トップはチームリーダーを見る。
- チームリーダーがその下の社員を見る。
どんなに大きな組織であっても10人以下のチームがいくつもあるだけ。
限られた人と仕事をするのは、大きな組織も小さな組織も変わりません。
ただ、1つのチームが担当する仕事の範囲が、大きな組織と小さな組織によって違います。
大きな組織では
1つのチームがする仕事は限られています。
その代わり
1つ1つの仕事の量が多く、専門的なことも求められるでしょう。
小さな組織では
1つのチームがいろんなことをします。
その代わり
1つ1つの仕事の量は少なく、専門性は要求されないでしょう。
どちらの組織でも、自分のやりたいコトができる保証はない。
でも、大きな組織なら
- 1つのコトに熱中できる。
- 専門的でノウハウも多い。
小さな組織なら
- いろんなコトができる。
- ノウハウが少ないから自分で考える。
ルール
大きな組織ではルールがたくさんあります。
トップが全体を見れないのでルールで全体を動かします。
ルールだけが下に流れていくので、「なんでそのルールがあるのか?」分かっている人は少ない。
- トップは分かっていてもそれを全員に説明するのは面倒。
- とりあえずルールを守ってくれたらいい。
とりあえずやらなアカン
大きな組織はそんなことばかりです。仕方ありません。
トップが全体を見れる小さな組織では、ルールをたくさん作る必要はありません。
トップが直接話せば済む。
だから小さな組織は自由を感じます。
トップと考え方が合えばという条件付きですが。
ルール作りが得意な人は
大きな組織を目指す小さな組織で力は発揮できるでしょう。
ルールが嫌い人は
小さな組織が向いているでしょう。もしくは、大きな組織に風穴を開ける役割。
仕事のやり方
大きな組織の場合、誰かがやったことのある仕事ばかりです。
新規事業と言っても、それまでに積み上げたノウハウを使うでしょう。
大きな組織で大事なコトは既存のモノをいかに上手く使うか。
- 人・モノ・情報をうまく使える人
- 食材が用意されている中で、より美味しく作れる人
が求められます。
小さな組織の場合、初めての仕事が多いです。
会社の誰に聞いても分からない。
小さな組織で大事なコトは
- 未知のコトに上手く対応できるか。
- 自分で料理するのを諦めて、出前を取るような臨機応変さ
が求められます。
最後に(僕の考え)
大きな組織で働くか、小さな組織で働くか。
一長一短です。
でも、
- 大きな組織は安定している
- 大きな組織は優秀な人材が集まる
という時代は終わりでしょう。
日本もベンチャーに力を入れるみたいだし。
これからは
人によっての向き不向きで、大きな組織と小さな組織を選ぶ時代になるでしょう。
そして、組織=会社という常識も崩れるでしょう。
大きな会社で働きながら、小さなNPOの活動もする。
そんな人もどんどん増えるでしょう。
以上。
最後まで読んで頂いてありがとうございましたm(__)m