根本大貴(Nemoto Daiki)さん
- 同志社大学卒 26歳
- 学習塾PLANTを経営、先生もしている
- ニックネームは「たいじゅ」
写真は「子供達の科学実験のためにエアーベッドを作った」もの。
子供向け以外にも、いろんなイベントを開いて僕達を楽しませてくれる人です。その想いを聞いてみました。
桑理:好きなことは何ですか?
根本:1つはダンス、もう1つは企画かなー。
桑理:企画?
根本:やりたいと思ったことを形にする。やりたいことは大きいけど、まずは小さい形で試す。その企画をするのが好きやな。
桑理:その「やりたいこと」、教えてもらえる?
根本:1番やりたいことは夢を創ること。
桑理:ほー。
根本:その背景は、就活中に「自分は〇〇をしたい」と思ってる人に出会うことがほとんど無かって。たまに出会う目標を持っている人と話すのが、すごく楽しかった。
桑理:ふむ。
根本:おもろい人が増えたら楽しいやん。すごい楽しい社会、いい日本になると思う。
桑理:なるほどー。
根本:目標を持ってない人が多いのは、目指すものが無いからだと思う。だから、夢を創ることができたら、目標も自然に出来るんじゃないかと思う。
桑理:確かにね!
根本:自分自身も、目標が無かった時とある時で、楽しさが全然違うし。
桑理:いつ目標ができたん?
根本:海外に行ったのがきっかけやな。海外の人はすごいアクティブで、道端で「その髪の毛いいね」とか話かけられる。それが普通(笑)。
※大学3回生の時、休学してダンスの本場ニューヨークに行っていた。
桑理:ほーほー。
根本:そこから友達になったりするわけ。そういう出会いも「〇〇したい」っていうその人の気持から生まれるんやと思う。話したいとか、気になるとかから、友達にまでなれる。それがかっこいいと思った。
桑理:ふむふむ。
根本:同じ様に行動しなアカンと思って、帰ってきてノリでいろいろやった。
桑理:ほー。
根本:本屋で「コンサルで年収〇〇万円」とかいう本買って、居酒屋行って「コンサルやらしてください」って言ってん(笑)。デキるわけないのに(笑)。
桑理:マジか(笑)。
根本:でも、ホンマに3カ月ぐらいやらせてもらって、オーナーさんとも仲良くなったし、とても勉強になったなー。
桑理:なるほどー。それからの就活で目標が明確になったと。
根本:そういうことやな。夢を創るために今やってることが3つあって。
①塾
根本:子供の頃から、目標を持って、計画を立てて、実行する。こういう考えを持てるようにしたいと思ってる。勉強を教えるのはもちろんやけど。
桑理:いいね!
根本:まだ出来てないけど、「プロジェクト学習」をしたいなと思ってるねん。
桑理:プロジェクト学習?
根本:子供が、自分達でプロジェクトを立てて、実行する。夢とまで言わなくても、自分達の目標を立てる。私立の中高でやってる所が少しあるけど、塾として出来たら面白いと思う。
桑理:面白そうやな!
根本:最近は、生徒が理解しているのか確かめるために、自分で話してもらって動画を撮ってるわ。それを親にも見てもらう。しゃべることって理解する上で大事やと思うし。
桑理:なるほどー。
②コミュニティ
根本:面白い人と面白い人がしゃべって、新しいことが出来る場所を創りたいと思ってる。例えば、踊れる人と映像を作れる人で、ダンスのレッスン動画を作るとか。
桑理:なるほどねー。
根本:今やってる「真剣大人のしゃべり場(※)」は、夢を創るの一部やねん。
※桑理も一度参加した。それぞれがテーマを持ち寄って、テレビ番組「真剣10代しゃべり場」のように真剣に語る会。
根本:俺の仮説やけど、目標に向かって行動するには、プロセスが4つあると思ってる。①反応、②思考、③整理、④実行。
桑理:ほー。
根本:①反応は、セミナーに行って「いいな」「やってみたいな」と思うこと。自然と起こるものやな。
桑理:ふむふむ。
根本:②思考は、具体的に何を、どうやってするのか考えること。③整理は、実行まで筋道を立てて考えること。
桑理:なるほどー。
根本:難しいのは④実行に移せるまで、②思考と③整理をすること。いつ、どのように実行するかまで整理ができたら、すぐに実行できると思うねん。
桑理:そうやねー。
根本:でも、1人で考えるのは面倒くさい。だから、話す場を創る。人に話すことで考えるし、整理されると思う。さらに、人から意見をもらえる。そうやって、実行まで移す仕組みに出来たらいいかな。
桑理:なるほどね!
根本:最終的には、「コミュニティハウス」みたいな話す場になる家を創りたいな。
桑理:それはいいなー!
根本:仲間も、お金も集めなアカンけど。。。桑理が仲間第1号で(笑)。
桑理:オッケー(笑)。
③ダンス
根本:これは半分趣味やねんけど。ダンスは、1つのコミュニケーションの方法やと思うねん。言葉じゃないコミュニケーションとして、面白いと思う。
桑理:ほー。
根本:日本は、ダンスをコミュニケーションとしてやってる人は少ない。海外みたいに、ダンスが、楽しく人が触れ合えるツールになればいいなと思ってる。
桑理:なるほどねー!
根本:ダンスを通じて、人がもっと出会いやすくなったらいいな。英語を話せなくても、外国の人とも友達になれる(笑)。
桑理:確かに(笑)。
根本:今は、ダンス初心者向けのYoutube動画を作ってる。どういう動画が良いのか、いろいろ考え中やけど。
桑理:いろいろやってるんやなー。
まとめ
桑理:たいじゅ君の得意なことは?
根本:ダンスは得意やけど、、、他は特に無いな(笑)。
桑理:そうなんや。ホントにないの?
根本:うーん。。。
この後もかなり突っ込んだが、特に無いらしい。得意なことばかりやってる桑理にとって、「やってるうちに得意になればいいと思ってる」という表現が印象的だった。
桑理:やりたいことを実現するために、欲しい能力ってある?
根本:面白い人を見つけて、説得する能力かなー。
桑理:ほー。
根本:自分で全部できるとは思ってないし、戦略とか考えるのも得意じゃない。だから、出来る人を探す方がいいなと思ってる。
桑理:そういう能力が高い人って、誰かいる?
根本:うーん。。。強いて言うなら、カーネギーかなー。本を読んだだけやから分からんけど(笑)。すごいなと思う。
経営者なら絶対読んでいるであろう、名著です。
この後も、「目標とする人はいないのか?」など、かなり突っ込みましたが、特に目指すイメージないそうです。
【編集後記】
「インタビューを人の役に立てるには?」。今の僕のテーマです。
今回は「①好きなこと、②やりたいこと、③得意なこと」の3本柱でのインタビューに協力してもらいました。
彼の感想は「それを聞く目的がはっきりしていたら、話しやすい」。インタビュアーとして、完全に失敗です。
インタビューする目的、、、それに尽きますね。今後、要改善です。
桑理としては、インタビューに関係なく、彼の想いにとても共感しました。
せっかくシェアハウスの共用スペースがあるので、僕も「しゃべり場」を創ってみます。ご近所の皆様、乞うご期待^^