うちの会社には新人を対象に”OJT報告書”というものがある。
新人の教育状況について、本人と直属の上司が報告するものだ。
新人の報告内容は
「上司は質問に答えてくれるか?」
「仕事の難易度はどうか?」など。
「ちょうどいい難易度って何やろ?」と思いながら「ちょうどいい」と報告する。
OJT(On the Job Training)=日常の業務につきながら行う教育訓練
OFF-JT=通常の仕事を一時的に離れて行う教育訓練
会社での教育はこの2種類に分けられる。(コトバンクより)
新入社員は一定期間のOFF-JTの後、OJTへ。OJTの間に時々Off-JTが行われる。
しかし、OJTはいつ終わるのか?
私の長い間の疑問だった。
会計士の業界では、実務経験2年の後、修了考査に合格して公認会計士登録をした時が1つの区切りではある。
しかし、それで教育が終わるわけではない。医者も弁護士も同じだろう。
そう考えている時に、新聞で「三菱商事の教育期間は10年」と書いてあった。
それで私の中で1つ答えができた。
会社の中で「誰もやったことがない仕事を始めた時」
これがOJTの終わり。
誰かのやっていた仕事をしている間は教育期間だ。
会計士で言うなら
「これから上場準備を始める会社の監査を始めた時」
「新しい基準に対応して先例をつくりあげた時」だろうか。
OJTの終わりを明確にして、日々の仕事をやっていけたらいいですね。