「自分達らしさ」なんて出せなくて当然じゃないか?

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ワールドカップ日本代表。
応援はしていましたが、私の中では予想通りの結果でした(コートジボワールと引分けて、1分2敗の予想でした。FIFAランキングでも日本46位、コートジボワール23位、ギリシャ12位、コロンビア6位ですので、そんなものでしょう)。

このワールドカップで日本の選手がしきりに口にしていたのが「自分達のサッカー」。おそらく、「人数をかけて、パスで崩して点を取る戦術」を指しているのだと思いますが。。。

これは、格下のアジア勢に対して日本がやってきた戦い方です。格上のヨーロッパ・南米勢と本気で戦った時に、そのサッカーで勝ったのは見たことがありません。

コロンビア戦の前半はそういうサッカーが出来ていましたが、それは相手控え選手だからです。実際、アジアではお目にかかれないようなトップ選手が出てきた後半以降の結果は、記憶に新しい通りです。

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前置きが長くなりましたが、「自分達らしく」戦って勝てるのはトップの一握りです。今回、日本と戦ったチームは日本をよく研究して守っていました(サイドバックが上がってきた所を狙ってカウンター)。

野球だって、テニスだって、柔道も相撲も将棋も、相手の弱点を攻めるのがセオリーです。テニスの錦織選手が「自分らしく戦う」と言って”エア・ケイ”ばかりしていたら、、、勝てるわけがありません。それは遊びです。一本勝ちだけが、柔道じゃありません。

それなのに、「自分達のサッカーができなかった」と言うのは、ただの負け惜しみではないでしょうか?
内股が得意な柔道選手は、必ず内股をマークされます。「内股ができなかったから負けました」では、情けなさ過ぎるでしょう。

勝つためには相手の嫌がることを何でもやる。それで負けたら力が無かった何をするにしても、そういう戦い方をしていきたいですね。

 

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