マイホーム神話を信じてイイのか?

社会人4年目。
会社の同期がマイホームを買う話を、チラホラ聞くようになりました。
今から言うマイホームには、分譲マンションを含みます。

しかし、僕はマイホーム神話に違和感があります。

マイホーム神話① 家賃を払うのがもったいない?

マイホームを買う人の1番の理由は

  • 家賃を払うのがもったいない
    ⇒同じ家賃を払って、家が自分のモノになる方が得

でしょう。

実際、賃貸の場合、家賃10万円でも、

  • 1年で120万円
  • 10年で1,200万円
  • 30年で3,600万円
  • 50年で6,000万円

かかります。
6,000万円あったら、けっこう良い家が買えるでしょう。

マイホーム神話② マイホームは貸せる?売れる?

家が自分のモノになると、何が良いか?

自分が引越すことになっても、マイホームは貸すことも、売ることも出来ます。
開発中の所だと、買った時より高く売れることもあるそうです。

マイホーム神話③ 住宅ローン減税もある

よっぽど金持ちで無い限り、マイホームを買うために、住宅ローンを借ります。
ローンなので利息がかかりますが、ローンの1%まで、所得税が免除されます。

3,000万円のローンがあると、1年で30万円です。

マイホーム神話は、住宅メーカーと金融機関の営業トーク

ここまで読んで、何となく家を買った方が得な気がしてきます。

しかし、いくら住宅ローン減税があるとは言え、ローンは借金なので、利息がかかります。
金融機関が儲けるために、お金を貸している。ビジネスです。

実際、金融機関はローンが返ってこないと嫌なので、安定した稼ぎがある人じゃないと、お金を貸しません。
これに乗っかってくるのが、住宅メーカーです。

住宅メーカーは、家・マンションを建てて、売るコトで儲けています。
建てた家に長く住んでくれても、全然嬉しくない。

とにかく、

  • たくさんお金を借りて
  • 何回も家を買ってくれたら

金融機関と住宅メーカーは嬉しい。

あなたは、安定した稼ぎがあるので、マイホーム買えますよ!

と営業トークをするワケです。

子供が産まれたら、マイホームを買わざるを得ない?

営業トークだとは解っていても、マイホームを買わざるを得ない現状があります。

家族で住める賃貸物件の数が少ない

という問題です。
「実際どれくらいか少ないんや?」と聞かれると困りますが、僕の感覚と、色んな記事を読んだ感じ、少ないみたいです。

  • 住宅ローン減税
  • 最近話題の配偶者控除
  • 都市部で足りない保育所

こういう国の制度的に

ちょっと都会から外れた所にマイホーム買って、お父さんだけ都会に通勤しなさい

と言っているようなモノです。

通勤に便利な場所で、子育てしながら、夫婦ともにしっかり働く

っていう男女平等社会の理想からは、全然遠い。

ということで、

  • 安いマイホームを建ててくれる住宅メーカー
  • 住宅ローンを貸してくれる金融機関

は国に貢献しているワケです。。。

マイホームと空き家問題

家の価値は、時間が経てば下がっていきます。
新築と築10年では、値段が全然違います。)

たまに、買った時より高く売れたりするのは、土地の値段が変わるからです。
※分譲マンションに土地はありませんが、その地域の価値が上がれば、高く売れることがあります。

人口が減る日本で、借金してまで土地と家を買うのはどうやねん?

と思う僕は、出来るだけマイホームを買いません。

総務省の調査によれば、平成25年、日本の住宅の13.5%が空家だそうです。
さらに、家が高いはずの大都市圏の方が空き家が多いんだとか。

少子高齢化の日本で

  • 通勤に便利
  • 学校が近い

という土地の価値は少しずつ下がっていき

  • 高齢者が便利に暮らせる
  • 高齢者がノンビリ暮らせる

そんな土地の価値が上がっていきます。
大都市圏の空き家問題は、さらに深刻になっていくでしょう。

 

結局、好みの問題

いろいろ書いてきましたが、経済的にどちらが良いかはケースバイケースです。

そうなると、結局は好みの問題でしょう。

  • マイホームを買うのが夢
  • 自分の理想の家を建てたい
  • この土地が大好き

という場合は、マイホームを買うべきです。

  • その時々で家の大きさは臨機応変に
  • マイホームにするほどの理想は無い
  • いろんな土地に住みたい

という場合は、ずっと賃貸で良いでしょう。

以上。最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m

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