名馬に名ジョッキーあり 池添謙一

昨日、オルフェーブルが引退。ラストレースの有馬記念で、ブッチギリを見せてくれました。

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競馬ファンでなくても、オルフェーブルの名前を聞いたことがある方は多いでしょう。詳しいことは省略しますが、記録にも記憶にも残る、スーパーホースでした。

しかし、池添謙一というジョッキーの名前をご存知の方は少ないでしょう。海外挑戦を除き、オルフェーブルの全レースに騎乗したジョッキーです。彼が、昨日のインタビューでこんなことを話していました。

「勝ったレースはどれも思い出深いんですが、一番はダービーですね。そこから後のレースは三冠がかかった菊花賞もそうですし、ずっとプレッシャーを感じていました。ですから、ダービー以降は終わってホッとしたレースがほとんど。でも、これ以上のプレッシャーはないと思うので、自分の精神面を強くしてくれました

池添さんは毎年コンスタントに勝利を重ね、ビックレースでも勝ってきたジョッキーです。しかし、オルフェーブルがデ誰が乗っても勝てるスーパーホースだと分かっていたら、他の超一流のジョッキーが乗っていたでしょう(オルフェーブルはやんちゃ過ぎて手に負えない馬だが、池添さんはやんちゃな馬が得意なことで有名だった)。

しかし、オルフェーブルで歴史を作ったことで超一流のジョッキーの仲間入りをしました。これから、誰が乗っても勝てるスーパーホースが出てきた時、「池添謙一に乗ってほしい」というオーナーが現れるでしょう。プレッシャーの中で仕事を成功させたことでレベルアップしました

名ジョッキーのように、いい仕事をしようと思ったら、プレッシャーのかかる、キツい仕事にチャレンジしないといけません。その恐さ、プレッシャーと戦うことが、レベルアップの最短コースです。これはどんな仕事でも言えることです。

池添さんはこれからも上を目指し続けるでしょう。オルフェーブルの子供で凱旋門賞制覇をする日、楽しみにしています。

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