幸せ恐怖症

週末の大通りを 黒猫が歩く
ご自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と
その姿から猫は 忌み嫌われていた
闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた

孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた
誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕
「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」

腕の中もがいて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を

走った 走った 生まれて初めての
優しさが 温もりが まだ信じられなくて

どれだけ逃げたって 変わり者は付いて来た

BUMP OF CHICKEN 「K」

 

幸せ恐怖症。科学的な根拠は分かりません。
ただ、誰でも、少なからず持っていると思います。自分が幸せになることへの恐怖

不幸なほうが楽!幸せだと居心地が悪い「幸せ恐怖症」とは?

人間関係では、こんな感じです。

  • 自分には、孤独が合っている。
  • 優しい人には、裏があるんじゃないか?
  • あの人は、自分以外にも優しいんだろう。

仕事だと、

  • 自分なんか、お金持ちになれるワケが無い。
  • 楽してお金を稼ぐのは、いけないことだ。
  • 好きなことでお金が稼げるなんて、妄想だ。

ここで、もう1曲、紹介します。

(2番の歌詞です)

腹を空かせた抜け殻 動かないで 餌を待って
誰か構ってくれないか 喋らないで 思っているだけ

人間という仕事をクビになって どれくらいだ
とりあえず汗流して 努力をしたつもりでいただけ

思い出したんだ 色んな事を
向き合えるかな 沢山の眩しさと

美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか
その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて
当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ
夜と朝を なぞるだけの まともな日常

愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて
逃げ込んだ檻 その隙間から引きずり出してやる
汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ
構わないから その姿で 生きるべきなんだよ
それも全て 気が狂う程 まともな日常

BUMP OF CHICKEN 「ギルド」

幸せ恐怖症野球で言うなら、「どうせ打てないから、バッターボックスに立ちたくない」という心境でしょうか。

アニメ「おおきく振りかぶって」より。

ヘタクソでも、バッターボックスに立てば、可能性はある。

ギルドの歌詞で言うなら、この部分でしょう。

構わないから その姿で 生きるべきなんだよ
それも全て 気が狂う程 まともな日常

 

 

以上。皆さん、バンプ聞きましょう(笑)。

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