柾木秀雄さん~「こういう人になりたい」で動く~

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柾木 秀雄(Masaki Hideo)さん

  • 関西大倉高校
  • 立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科
  • パソナキャリア 社会人3年目

安藤優里恵さんから、会社の同期として紹介。
※写真は桑理がFacebookページから勝手に選びました。今はもう少し肌が白いです。

 

桑理:あなたの好きなことは何ですか?

柾木:ちょっと考えてきたんですけど。。。1つ目は旅行が好き。2つ目は人と話すこと、人と何かすることが好きです。

 

 

好きなこと① 旅行

 

桑理:旅行は、今までどこに行ったんですか?

柾木:5月は台湾に行きました。先週(6月第1週)は、東京栃木県の那須。那須で会社のバーベキュー研修というのがありまして(笑)。

桑理:ほー!

柾木:手帳を開きますね。。。。。5月は、河口湖にも行きました。会社の同期男子、13人全員で。その前の週がさっきの台湾。前の前の週が舞鶴に釣り。4月も東京行って、3月は福井。2月は1人暮らし始めたんで行けてないですが、1月は滋賀にスノボに行きました。

桑理:いろいろ行ってますねー!だいたい皆で行くんですか?

柾木:1人はあんまり無いですね。

桑理:旅行先では何を?

柾木:自分の知らなかったものを見たり、食べたりするのが好きです。台湾ではお茶を体験しましたし、屋台で名前もついてないような料理を食べたり。

桑理:気に入った所に何回も行くより、いろんな所に?

柾木:そうです!いろんな所に行きたいですね。

桑理:旅行で、特に印象的なエピソードはありますか?

柾木:旅行が好きになったきっかけがありまして。。。大学4回生の卒業間際に、1人で東南アジアに行きました。海外は子供の頃に親と行っただけで、ほとんど初めてだったんですけど(笑)。

桑理:おー(笑)。

柾木:予定立てるのもバタバタで、タイに夜中の12時に着く飛行機だったんです。「海外はすごく怖い。お金をぼったくられる」っていう印象が強過ぎて、「空港に泊まるよりは市街地のホテルの方が安全。タクシーも危険だ。」と思って、夜中に市街地に向けて歩き出したんです。

桑理:あら。

柾木:歩いて2時間で着くはずだけど、案の定、見事に迷った。旅行に来たことを後悔しました。

桑理:ヤバいですね。

柾木:セブンイレブンがあって、「何とかなるかもしれない」と思って入りました。でも、日本語はもちろん、英語も通じない。そしたら、たまたま英語を話せる若いお姉さんがいて、「じゃあ私の車に乗りなよ。」と言ってくれました。恐かったけど「女の人だし、何かあったら逃げれるかな」と思って、ついて行きました。

桑理:おー。

柾木:でも、車は黒くて大きいワンボックス。中には黒い服を着たデカいおじさん。ヤバいと思ったんですけど、逃げるのもおかしいんで、勇気を出して乗りました。

桑理:すごいですね。。。

柾木:話をしているうちに、タイでハイテク企業の社長をしている人だってことが分かりました。「観光するならココに行きな。なんでわざわざ日本から来たんだ?」と、優しく話してくれました

桑理:いい人だったんですね!

柾木:その時に「これは経験として語れるなー」と思いました。その後も、出会った人とご飯食べたり、一緒に旅行したりして。。。いろんな経験をすることが自分の糧になる。嫌なこともあるけど、いろんなところに行ったらワクワクできると思ったんです。それから、いろんな所を見たいと思うようになりました。

桑理:大きく変わったきっかけですね!

柾木:海外とか、好きでは無かったんですが。

桑理:それなのに、なぜいきなり1人で?

柾木:よく聞かれるですが、、、「おれ1人旅に行ってん」と言いたかっただけです(笑)。かっこいいと思う人が1人旅に行ってるイメージがあったので。

桑理:柾木さんが目指している人って、具体的にいますか?

柾木:1番影響を受けたのは、、、大学のラクロス部、2個上のキャプテンですね。

桑理:すごい人なんですか?

柾木:すごいですね。すごい所はいろいろありますが、1番は夢に向かって全力で走れる所です。

桑理:ほー。

柾木:「人って、夢に向かってこんなに走れるんや。」と思いました。そういう人になりたいんですけど、自分の弱い所との間で、葛藤がありますね。

 

 

柾木くんの夢

 

桑理:柾木さんの夢はありますか?

柾木:1つは、仕事とも近いんですが「人生って楽しい。働くって楽しい。」ってことをいろんな人に伝えていきたいです。

桑理:いいですねー!

柾木:もう1つは、自分とちょっとでも関わってくれた人に「プラスの何か」を提供したいです。

桑理:「プラスの何か」?

柾木:「元気が出た」でも、「仕事で感謝される」でも、「美味しいご飯屋さんを紹介する」でも。ご飯屋さんは全然知りませんが(笑)。

桑理:なるほどー!

柾木:思いやりのある人になりたくて、そのために僕は生きてると思います。ダラけてしまうこともありますが。

桑理:素晴らしいですね。

柾木:そのためには、自分がいろんなことを経験する必要があります話を聞くだけじゃダメだと思っています。旅行や仕事をしながら、ちょっとずつそう思うようになりました。

 

 

好きなこと② こういう人になりたい

 

桑理:さっきの「プラスの何かを与えたい」と、2つ目の「人が好き」は近いと思いますが。

柾木:そうですね。。。「人が好き」というのは少し違和感がありますが、誰とでも仲良くなりたいと思ってます。合わない人もいるけど、「あの人はそういう考え方や」と割り切って付き合っていきたいです。

桑理:なるほど。今の仕事を選んだのはなぜですか?

柾木:実は、仕事で選んだのではなくて。

桑理:

柾木:「この仕事をやりたいから」じゃなくて、こういう人になりたいから」という理由で、今の会社を選びました。社長とか、面接してくれた人を見て「こういう人になりたい」と思ったんです。

桑理:なるほど!

柾木:部活もしながら、よく分からず就活してて、「何か質問はありますか?」と聞かれた時に、自分の人間関係の悩みを話してたんです(笑)。でも、「どういう状況なんですか?」と話を聞いてくれて、親身になって答えてくれました。偉い人でも。

桑理:ほー!

柾木:大きな会社の偉い人と、普通の学生ですからね。偉い立場になっても、人に対して平等に接することが出来る。そういう人って、なかなかいないと思うんです。「こういう人と仕事をしたい」と思いました。

桑理:いい会社ですねー。

柾木:「こんな謙虚な社長おるんや。」ってくらい、社長は謙虚です。

※話し方から謙虚なので、敢えて動画を載せました。

柾木:東京で研修をしている時に、会社で花火大会を見に行く日があったんですが、場所取りが朝の5時に行かなアカンと分かって。そしたら、社長が「僕の家から近いから」と言って、朝の5時に場所取りをしてくれたんです。「社長がそこまで言ってくださるんなら、お願いしよう」という感じで。。。さすがに、出来るだけ早く交代しに行きましたが。

桑理:そんな社長がいるんですねー。

柾木:今の会社の人達と一緒に仕事をするのであれば、仕事は何でもいいと思ってます。運が良いことに、「転職サポート・採用支援」という仕事は自分に合っていました。やりがいがあるし、楽しいと感じています。

桑理:就活生に読んでほしいですね。。。そういう考え方になったきっかけって、ありますか?

柾木:大学の部活ですね。

桑理:柾木さんの人生は、大学の部活がキーポイントですか?

柾木:そうですね。。。人生の8割くらい部活で、あとの2割はおばあちゃんです。

桑理:うーん。。。先におばあさんの話を(笑)。

 

 

おばあさんの話

 

柾木:両親が共働きで、おばあちゃん子だったんです。小さい頃、おばあちゃんが送り迎えをしてくれたり、ご飯を作ってくれたりしていました。

桑理:ほーほー。

柾木:おばあちゃんがいつも「人に対して悪いことをしてはいけないよ。」と言っていました。「天に唾を吐く」の話です。その当時は何とも思ってませんでしたが、今考えると、すごく大事なことを言ってくれていました。

桑理:大事なことですねー。。。

柾木:一緒にニュースを見ていても、「なんでこんなことをしちゃうんだろね?仲良くしたらいいのに。」と言うんです。僕の小さい頃のワガママにも、基本的には優しく答えてくれました。そういうおばあちゃんを見ていたので、人と人は仲良くした方がいい。人が嬉しいと思うことをしよう。」というのが、自分の根源にあると思います。

桑理:いいおばあさんですね。。。

柾木:最近なかなか会いに行けてないので。。。行かないと。

 

 

部活の話

 

桑理:部活の始める前と後で、どう変わりましたか?

柾木:就活みたいですね(笑)。

桑理:簡単で大丈夫なんで(笑)。

柾木:仲間と1つのことに取り組むのが、すごく楽しいことだと知りました。その考え方は、ゴロッと変わりましたね。

桑理:それまではあまり本気じゃなかった?

柾木:そうですね。。。高校の野球部は厳しく無くて、自主練習もしない。大学も推薦で入りました。だから、大学のラクロス部で「本気で物事に取り組む人」に初めて出会いました。

桑理:なぜラクロスをしようと?

柾木:見学に行って、カッコいいと思ったからです。それも縁なんですが、、、最初はオレンジデイズみたいな大学生活に憧れてて(笑)

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柾木:野球サークルをいろいろ見ていました。楽しそうではあったんですが、何となく「4年後、こういう人になりたいとは思わないかな・・・」と。

桑理:ほーほー。

柾木:その時に、中学・高校と一緒で、大学も同じ学科の友達がラクロス部に入ったんです。「週5で練習なんて、アホじゃないか」と言っていましたが、忙しそうなのが少し羨ましかったんです。見に行ってみると、よく分からないスポーツですが、メッチャかっこいい

桑理:なるほどー。

柾木:ラフな服装の人が日本代表だったりして、、、「おれもこういう人になりたい。」と思って、ラクロス部に入りました。

桑理:その友達、キーパーソンですね。

柾木:性格は真逆なんですが、、、大学の研究室まで一緒でした(笑)。彼は、社会人になってもラクロスを続けてますね。

 

 

やりたいこと

 

桑理:今後したいことってありますか?

柾木:いっぱいあるのですが。。。1つは、自分達の世代に「人生は楽しい。働くって楽しい」を伝えていきたいです。少し前の話になりますが、仕事でもセミナーをするチャンスをもらいました。

桑理:いいですね!

柾木:もう1つは、、、まだ本気になれていないけど、、、経営者になりたいです。経営者と言っても、大きな会社じゃなく3人・4人のチームです。全然行動に移せていませんが。

桑理:ほー!

柾木:父親が経営者なんです。自宅の1階が会社で、6人ぐらいでやっています。仕事はもちろん本気でやりますが、休みの日は一緒に遊んでるみたいです。そんなチームを創りたいです。

桑理:なるほどー。

柾木:会社でも出来ている部分はあるんですけど、自分のチームを創ってみたいですね。あとは、「旅行に行きたい」とか「結婚したい」「関西にいたい」って感じです。

桑理:柾木さんは、いい人に恵まれてますし、いい人を引き寄せてますね。

柾木:引き寄せてるなんて。本当に、ありがたい話です。

 

 

編集後記

 

安藤さんに「優しい!アツい!真っ直ぐ!」と紹介を受けた。会ってみるとイケメン。言うことナシ(笑)。

でも、とても謙虚。自信無さげな表情もする。本当に、根っこから優しい人なんだと思う。「優しい!アツい!」はこの順番を崩してはいけない。

「人生は楽しい。働くって楽しい」を伝えていきたいという言葉に、優しさとアツさが詰まっている。このブログが、それを伝える手助けになればいいなと思います。

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