在宅で動かない経済の話

前回の記事で、在宅勤務を称賛しました。
しかし、在宅勤務のデメリットも理解はしています。

在宅じゃ、経済が動かない

コロナ前、平日は毎日1,000円前後の電車賃を使い、500~1,000円のランチを食べていました。
コロナ後は、電車に乗らず、在宅ランチは1食500円使えば高い方でしょう。

飲み会もありませんし、新しいスーツやシャツを買うこともありません。
もちろん、飛行機や新幹線に乗ることなんて、ほぼありません。

在宅によって増えた支出もありますが、

  • 会社がZoomを有料契約した
  • 広告なしのYoutubeプレミアムを契約した
  • ダイソンの掃除機を買った
  • 妻が仕事用の机とイスを買った

思い付くのはこれくらいです。
毎日の通勤・出張などによる支出には、全然届かないでしょう。

 

給料が下がり、さらに経済が動かない

在宅勤務じゃ経済が動かず、交通・外食を中心に超不景気です。
その煽りを受けて、私たち公認会計士のような専門サービスへの支出も、絞り込まれます。
ほとんど業種で、今年のボーナスは激減でしょう。

こんな不景気では、「ボーナスが少ない!こんな会社辞めてやる!」なんて強気なことは言ってられません。
次の仕事のアテがないので、給料が下がっても、会社にしがみ付く。

経営者が「今こそ顧客と向き合い、新たなサービスを」といくら唱えても、「失敗したらクビかも」という不安があったら、チャレンジなんてできません。

このような状況では、給料は下がる一方でしょう。

 

雑談が減った

個人の仕事レベルで考えると、雑談が減りました。

コロナ前は

  • 挨拶ついでのちょっとした会話
  • ランチや移動時間での会話
  • トイレやコーヒースペースなどでの会話
  • 他の人の電話の声
  • 懇親会の場

仕事のこと、プライベートなことも、いろんなコミュニケーションをする場所がありました。
1 on 1ミーティングなんてしなくても、仕事仲間のプライベートまで把握できました。

コロナ後は、どちらかがアクションしなければ、仕事仲間と話すことはありません。

個人的には、その時間が無い分、

  • 朝も夕方も保育園の送迎に行くことができ
  • 昼は妻と一緒に昼ご飯を食べ

良い時間を過ごしているのですが、仕事仲間との距離は広がっているでしょう。

特に、今年入社された新人さんとは、ほとんど話ができていません。
どの会社も、コロナ後の新人さんとのコミュニケーションには、課題を感じているでしょう。

直属の上司・部下なら、毎日1 on 1ミーティングをしてもやり過ぎでは無いと思います。

 

コロナの課題に対して、できることを

コロナ・在宅勤務のマイナス面ばかり書いてきましたが、

  • 通販・宅配
  • Zoomなどのオンラインコミュニケーション
  • ゲーム・映像などの”おうち時間”充実サービス

といった業種は、当然のように大きく伸びています。

また、コロナで課題となっている

  • 病院の体制
  • ワクチン・薬・検査
  • 濃厚接触の把握
  • 感染防止
  • 生活困窮者の増加
  • 雑談・コミュニケーションの減少

これらの課題に必死に取り組めば、仕事を生み出み、経済を動かすことができるでしょう。

 

以上。最後まで読んで頂き、ありがとうございますm(__)m

関連記事