この本で、分かりやすく解説されていました。
※私なりに、さらに噛み砕いて書きます。
Google翻訳は、なぜザコいのか?
- He saw a woman with a telescope.
この文章をGoogle翻訳に入力すると、以下のようになります。
- 彼は望遠鏡を持つ女性を見ました。
なんかおかしい。
Google翻訳は、「英和辞典を丸暗記した赤ちゃん」なのです。
telescope⇒望遠鏡がこういう道具
なんてことは、知る由もありません。生まれたばかりの赤ちゃんなので。
Google翻訳は、どうすれば使えるようになるか?
この問題を突破するために、Googleは人工知能の開発を急いでいます。
人工知能の定義は様々ありますが、
- telescope⇒望遠鏡は遠く見るために使うもの。
- saw with a telescope⇒望遠鏡で見たと訳すのが正しい。
と人間のように判断できる人工知能が開発されれば、Google翻訳は使えるものになるでしょう。
人工知能よりも、現実的な解決方法
人間のように判断できる人工知能の開発は、まだ先になるようです。
※このレベルまで来た時には、人間の仕事はほぼ無いでしょう。「暇すぎて死ぬ」時代です。趣味は持っておきましょう。マジで。
人工知能の開発と並行して、Googleは現実的な開発方法をしているようです。
Google翻訳の結果は、修正することが出来ます。修正すると、こんなメッセージが出てきます。
修正していただいた翻訳は、翻訳の品質向上に活用させていただきます。
Googleはこのデータを集めまくっています。
- telescope⇒望遠鏡は遠く見るために使うもの。
なんて分からなくても、文章をそのまま丸暗記して、似ている文章は同じように翻訳するのです。
これは、将棋コンピューターの開発と同じ方法です。とにかく、データ量が勝負になります。
Google翻訳に協力しよう
僕のように、英語でコミュニケーションを取ることが苦手な皆さん。
Google翻訳に協力しましょう。正しい翻訳結果を教えてあげることで、より早くGoogle翻訳が使えるようになるはずです。
以上、最後まで読んで頂き、有難うございます。