カルロス・ゴーンさんは、2009年からずっと嘘をついていた?

日産のカルロス・ゴーン会長を逮捕

自らの報酬を過小に申告し、有価証券報告書にうその記載をした金融商品取引法違反の疑い

とのことだ。

この記事の情報は、全て日産自動車の有価証券報告書を元にしています。

カルロス・ゴーンさん

今の肩書きは、

  • 日産自動車取締役会長
  • 三菱自動車工業取締役会長
  • ルノー・日産会社取締役会長兼最高経営責任者
  • Nissan-Mitsubishi B.V.取締役会長兼最高経営責任者

提携を結ぶ、ルノー・日産・三菱のトップだ。

経歴は、

  • 1996年 ルノー入社・上席副社長
  • 1999年 日産取締役、最高執行責任者(ルノーが不振の日産に資本参加)
  • 2000年 日産取締役社長、最高執行責任者
  • 2001年 日産取締役社長、最高経営責任者
  • 2003年 日産取締役共同会長兼社長、最高経営責任者(日産を見事に復活)
  • 2005年 ルノー取締役社長兼最高経営責任者

20年近く、日産を率いている。

カルロス・ゴーンさんの報酬推移

ゴーンさんの株式による配当収入は、年間1億円に満たない。
【コーポレートカバナンスの状況】で記載されている確定額金銭報酬が収入の大部分を占める。

以下、単位は百万円

年度 連結
売上
連結
当期純利益
取締役報酬 うち確定額金銭報酬
上限 人数 総額 取締役総額 うちゴーン会長
2008 8,436,974 △233,709 2,990 9名 2,579 2,579 非開示
2009 7,517,277 42,390 2,990 10名 1,689 1,689 891
2010 8,773,093 319,221 2,990 8名 1,869 1,675 982
2011 9,409,026 341,433 2,990 8名 1,882 1,748 987
2012 9,629,574 342,446 2,990 9名 1,842 1,746 988
2013 10,482,520 389,034 2,990 8名 1,704 1,653 995
2014 11,375,207 457,574 2,990 10名 1,635 1,459 1,035
2015 12,189,519 523,841 2,990 9名 1,643 1,535 1,071
2016 11,720,041 663,499 2,990 8名 1,948 1,836 1,098
2017 11,951,169 746,892 2,990 8名 1,654 1,564 735

役員が1億円以上の報酬を得る場合、それを個人別に開示する制度が2009年度に始まった。

2009年度から、ずっと嘘だった?

それ以降のゴーンさんの報酬推移は、日産の利益上昇(リーマンショックからの復活)と比例しており、違和感は無い。
(2017年は三菱自動車の会長を兼務したことで減少したものと考えられる。)

つまり、2009年度以降、全体的に嘘の記載なのだろう。

個人別開示が始まる2009年度に、

リーマンショックで減ったコトにしとこう

と不正が始めたのではないか。

 

どのような動機・手口で嘘をついていたのか。。。
今後の捜査に期待したい。

 

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